増税の裏側。真実はyoutubeにある。

10月14日(日)の読売新聞朝刊の1面は衝撃的な見出しだった。派手なタイトルの下に首相明日表明とあるから一見スクープのように見えるが、こんなの総理はいつも口にしていて、もう5回くらい聞いてると思う(しかしリーマンショック級の事がない限りというのも毎回聞いている)。それがなぜ今更?というところに注目せねばならない。

これを解説するのは結構大変でして(笑)。この動画が日本で最もこの記事を詳しく解説していると思われますのでそれをご覧いただくのがベターです。7分20秒頃からです。

いかがでしょうか。Z省に命を狙われないか心配になってきます(笑)。この虎の門ニュースは政府関係者に視聴者が多いのも特徴の一つですが他国のインテリジェンス(諜報機関)もチェックしているあなどれない番組です。スポンサーへの配慮や世間体を全く気にしていないので地上波では絶対に放送できない報道も多々あり、とても重宝しています(それはないやろ的な解説や出演者もいますが、そのへんは参考程度に流してます。一押しは有本香さん。)。注1

さて、これからさらに少子高齢化が進んでいきますと社会保障がもっと多くなる、そうなると大変だから増税は仕方がないのです、なんていう評論家や政治家や元政治家や学者がぞろぞろいます。はっきりいってこういうのは税金ではなく保険料として徴収し保険制度のもとで運用すべきが世界の常識です。消費税を社会保障に充てるなんて国は先進国の世界ではまあ、ありません。保険料で賄うにしても僕らの負担は増えますが、Z省の裁量が減ることにより天下りや不正入試(笑)が減って健全です。

また増え続ける借金の話ですがこれも相当おかしな話です。本来会計は貸方と借方の二つを見るものですが、借金問題は負債しかクローズアップされていません。これを解説しているのはもう2年も前のラジオ番組「ザ・ボイスそこまで言うか」で高橋洋一さんが13分頃から話している内容が正解中の正解です。

この高橋洋一さんは元大蔵官僚でZ省にとって都合の悪い真実をしゃべりまくり挙句の果てに巧妙に隠していた特別会計を発見し注2、怨まれ、Z省から「三回殺しても殺し足りない」と言わしめた人物です(笑)。そのうちスキャンダルに巻き込まれますよとある番組の最後に言い残し、数か月後に実際にスキャンダルに巻き込まれるという特殊な経験をお持ちです(笑)。

この「ザ・ボイス」は貴重な私の情報源でしたが番組がなくなり残念なんですが、YOUTUBEに結構残ってますので重宝しています。ちなみに先程の動画は2年前ですが、2年後の今日の経済動向をほとんど当てています(特にこの回は最初から聞いてもいい内容だと思います)。私の体感で某日本経済新聞の経済動向予測的中率が2割くらいですから凄さが解るというものでしょう。高橋さんのは良く当たります(打率7割くらい)。

マクロ経済学において、この経済成長具合で増税をするのは世界的に非常識な施策です。過去3回の増税時(0から3%を含む)には2回減収になっています。今回必ず景気は下降し冷え込みます。自動車業界でも駆け込み需要があるからいいだろという人もいるかもしれませんが、駆け込み需要なんて無い方が経済効果は高いのです。ただしオリンピック後に必ず迎える景気低迷の際に8%に戻すというシナリオであれば良策とも私は考えますがね。そんなことよりも社会保障は保険料徴収にする方が先です。注3

 

 

おしまい。

 

注1  有本香。ジャーナリストとして最も信頼できる人物の一人であり良心派。何より自分の足で取材している数少ない本物の一人でもある。小池百合子本で稼いでいるように見えるが、チベット弾圧、台湾などチャイナ周辺国の社会問題等を得意とする。ちなみに記事にある首相明日表明であるが、表明しなかった。後日談だが記者が嘘記事になるので会見を開いてくださいと総理に迫ったが断固拒否されたというオマケまでついている。新聞記事と記者の質の駄目さを表現している出来事。

注2  財務省時代、この国には貸借対照表がないことに驚き初めて導入した人物(と、される)。これにより埋蔵金と呼ばれる特別会計を発見し埋蔵金発掘男と称される。おそらく日本で10人の天才に入るであろう人物。高橋氏いわく簿記と英語が出来れば仕事に困ることは無いという。なので中高生の諸君は頑張って簿記と英語を勉強するように!

注3  人口的に多くを占めるサラリーマンは折半なので企業は必ず反対します。