南米チリの今日現在

南米でパンデミックが起こっています。南半球はこれからが正念場を迎えます。特にブラジルは深刻ですがあの大統領だと無理っぽい。しかしそれはそれとして。

4月のあたまだったか「南米チリでは大規模なPCR検査のおかげで感染者が圧倒的に少なく、なのでただちに日本でも大規模なPCR検査が必要です」とかなんとか大々的に報道されたチリですが5月末現在どうなっているかというと感染爆発が起こっています。ここ参照。https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/index.html

これを知っている日本人はいったいどれだけいるのでしょうか。報道されないから知ってる訳ないですよね。やはりですね、冬に向かう南米でウイルスが活性化する方がPCR検査より強力だったという事なんですが問題はそこではなくてですね。

PCR検査が少ないから駄目なんだと政権批判していたマスコミがチリの事象を報道すると主張が崩れるので無視を決め込んでいるというところが問題なのです。これを表現の自由にかけて、報道しない自由といいます。

そもそもですよ。全国民に同時かつ一瞬にしてPCR検査をして陽性が出た人たちを即時完全隔離したとしたらこの検査にも意味はあるのかもしれません。ただし規模的問題、PCR検査の正誤率があるので現実的に不可能です。隔離施設もそんなたくさんある訳もないですから。PCR検査と感染縮小には何の効果も最初からないのです。こんなの基本です。それでもPCR検査、PCR検査、PCR検査って某メディアや某政治家がこれでもかと叫んだおかげで中には信じる人もいたことでしょう。検査の1日後に感染したらどうすんのという初歩的質問にも答えられなくとも彼らには関係がありません。政権批判出来れば何でもいいですから。玉川や岡田晴恵やテレ朝のように解っててやっているなら悪質で腹立たしいのは毎度のことですが、そうでなければただのアホです。ちなみに余談ですが小林慶一郎さんは慶応大学の名前を汚さないように振舞って下さいね。PCR検査に関わる過去の発言は別の意味でかなり危険ですよ。

メディアの仕事は社会不安を煽ることでなく、政権批判することでも視聴率を上げるだけが目的でもありません。正しい情報を社会のみんなに伝える事、それだけです。情報をもって僕たちが考える。判断する。腐った社説なんか書く必要もないのです、本当は。しつこいですが念のため。

ちなみに国会議員の仕事は立法です(笑)注1

 

おしまい

 

注1 ・・・ 須藤元気さん、立法が仕事です。しつこいですが念のため。