Driven to tears   

今回はポリスの1980年にリリースされたゼニヤッタ・モンダッタからタイトルを頂きました。なんせこれしか浮かばんかったから。

前々回、福島の処理水について政府を批判したところ急転直下に海洋放出が決定しました。僕が言ったら逆張りで実現しましてこれは良い事です(笑)。これに対し風評被害の懸念から福島の漁協なんかは反対しています。本当は前向きに喜ぶべき事なんでしょうけど東京電力が約束した賠償が勝手に打ち切られた事に対する怒りが消えないのは解らなくもありません。ですが再交渉の切り札として利用すればいいと僕なんか思いますけどね。東電なんてほとんど国営企業のようなもんですから補助金付けて前に進めればいいだけだと思います。ちょっと乱暴ですが僕はどんな形であれ前に進めるべきだと思います。問題点はその都度対処でいい。とにかく最優先事項は時間です。

韓国がいきなり反応しましたが、外交レベルではあんたたちも海洋放出してるでしょで終わる話です。IAEA(世界原子力機構)も支持と表明しましたし、他国も反応していません、というか出来ません。他国がコメント出すなら「日本の海洋放出を支持します」で終わりです。どんな国でも放出してますから。もちろん中韓も大量に放流していて海流考えたら日本の影響の方がはるかに大きいのによく言うわ!と思いますが本当にね・・・うんざりします。こんなの騒いでる政治家やマスコミは韓国と中国のパシリと思って正解です(笑)。

国際関係論でこれから大問題になりそうなのは北京オリンピックです。ウイグル・チベット問題でユニクロが揺れてますがEU諸国は完全にアウトです。ここは東欧諸国の近代史を学習しなければ良く解らないかもしれませんが江崎道朗さんの「インテリジェンスと保守自由主義」に詳しく書かれていますのでご参考に。バルト3国の近代史はもっと学校で教えるべきです。ちなみにナザレンコ・アンドリーさんの「自由を守る戦い」も教科書に載せるべきだと思います。

EUの近代史を紐解けばEUはボイコットが自然の流れです。アメリカはバイデン大統領がとっくに裏で買収されてそうなので怪しいですが議会はバカではないと信じてボイコット確率は高いです。問題は日本。第二次世界大戦後、最大の決断の時かと思います。なぜなら北京オリンピックは中国として絶対に成立させなければいけない命題です。中国にとってそれより重要課題なのは台湾を我が国の物とする事で、2つを考えると台湾進攻は北京オリンピック後という事になります。つまりですね、猶予はあと1年もありません。参加すれば日本の世界への発言は地に落ちる事でしょう。具体的にどうなるかはもう分かりますよね。ここでは省略します。

悲観的な事ばかりを考えても仕方がないというのは絵空事です。リスクマネージメントの欠如というべきですが、それ以上に日本は平和過ぎてイメージできないというのが大きいのだと思います。中国だけでなくアフリカも中東も南米もアメリカ合衆国ですらも想像を絶する危険を抱えているのが世界の真実であり現実ですから(スーパーに買い物に行くのに命の危機を感じながら出かけた事あります?)。台湾進攻なんて別にそんなに敷居の高いものではないのが現実なのです。僕らにとっては超非現実的であってもなんの関係もありません。もう他国の出方もうかがわないレベルで行動します。そこに躊躇するなんていう言葉は彼らの辞書にはありません。

ウイグル・チベットで行われている事が何かを知ればみなさんも顔色を変える事でしょう。詳しくは清水ともみさんの漫画を参照下さい。最近、削除されまくってますがこれは残ってました。これはまだ見るに堪えます。

こっちは見るに堪えん。

TVコメンテーターや学者や政治家で北京オリンピックは平和の祭典だから当然参加すべきだという人はたくさん出てくると思います。そのようなことを言う人物には注意が必要です注1。裏に何かあるとみるべき要注意人物だと断言しておきます。まずは金、その金の出所に注意。それと弱みを握られている(代表的なのはハニトラ、借金など)。世界のインテリジェンスの常套手段です。と、俺が言えば逆張りになって欲しい!!!

昨年、京都シネマで「赤い闇 スターリンの冷たい大地で」を観ました。最悪です。ウクライナで行われたホロドモール、ナチスが行ったホロコースト、現在ウイグルで行われている名前はまだない人類史上最悪の惨劇はここ100年で3大世界の汚点です注2

 

おしまい注3

 

 

注1 ・・・ 最近、国際政治学者と言われている三浦瑠璃さんもおかしなことを言い始めました。ただし彼女の場合は頭が悪いだけではないかと思われます、東大卒なのに。現にTwitter上で有本香さんに瞬殺されています。ホロコーストも内政干渉だと言われれば無視するのかって問題ですよ!三浦さん!

注2 ・・・ ルワンダの大虐殺は犠牲者の数から4番目とします。それでも50~100万の人々の命が失われています。いずれも共通点は独裁です。戦争の確率を下げるのは民主主義であること、自由貿易・経済(自由主義)であること、同盟を組む事、軍隊を持つこと、この4つは世界の国際関係論上では常識的大前提とされています。世界のと書いたのは日本の国際関係論はちょっとズレているのであえて世界のと書きました。5位は中国の文革。

注3 ・・・ これ書いたあと4/17の正義のミカタでいきなり北京五輪を取り上げてました。着眼点が早い(笑)。