東京オリンピックについて

映画のエンドロールは見ない。すぐに帰るのが常だ。1番に出たい、2番は負けに等しいというものでもないのだけど陸上やってた影響からかかけっこは負けたくないのだ。そもそもかけっこでもないのだが。そんな癖が僕にはある。

ただし暫く立ち上がる気力がなくなる映画がある。昨日がそれだ。「羊たちの沈黙」「ハンニバル」等でおなじみのアンソニー・ホプキンス主演「ファーザー」だ。この作品でアカデミー賞の主演男優賞と脚本賞を受賞しているのもそうだが、映画好きの米粒写経の居島一平氏がおすすめしていたのでさらに背中を押したのだ。社会に対しての問題提起をおこす作品こそ観たいのも理由である。

なんというか。ただ言えるのは、ぜひ観て欲しい作品だという事。誰にも可能性があるこのような結末に対して今何が出来るのか?考えてみて欲しい。たぶんTVではやらないだろうなあ。

 

さて、最近オリンピックに対してお客様から聞かれることがあります。「社長はオリンピック開催についてどう思いますか?」って質問です。多いのでここでお答えしておこうかと思います。

まず最初にオリンピックとは何なのかを知る必要があると思います。僕が重宝しているGNVニュースサイトで解り易い記事を見つけたので張り付けておきます。ただし長いので読む気はしないでしょうが(笑)。

平和の祭典?オリンピックの真の姿と報道

まあ、記事はともかくここは興味深いサイトであるのは間違いないので重宝して下さい(笑)。このことを頭に入れた上で僕はモータースポーツの最高峰F1やノルディックスキーなんかもそうなんですが言えることはヨーロッパ人は凄い、って事です。第一次世界大戦も同じような気もしますがこれは間違った根拠かも知れません(笑)。話がそれそうなので先に進みます(笑)。

まず、東京が立候補した訳です。そして様々なロビー活動と多大な資金を使ってパワープレイによって他都市を押しのけて決定させました。表舞台と裏側で(笑)。何も悪い事でもなくどこの国もやってますから人間社会とはそういうもので僕はここにも理想と現実の乖離と金の影響力に嫌気を感じています。嫌と言っても仕方のない事ですが(笑)。

その上で世界と比べると極端に少ないコロナの影響下に関わらず、やりたくないというのは世界の価値観としたら筋が通りにくいです。もちろん日本人の常識からしたら考えられなくもないことなんですが、文化の違いなのだから説明のしようがありません。もし中止にすると日本は世界に対し発言力を失いかねません。笑いものにされます。それは一時的なIOCに対する賠償金というか、裏金かも知れませんが支払うべきもの以上に長期的に失うものがあるということです。信用でありビジネスにおける負利益は計り知れないと思います。「いやあ~、こんなご時世ですから今回は特別に不問にしときますわ。賠償なんてせんでええに決まっとるやないですか~」というほどIOCは甘い人達でもありません(なんで関西弁やねん!)。彼らは金の為にオリンピックやっている訳ですから。目的は金儲けであってオリンピックは手段に過ぎませんから。ちなみに某超有名企業の〇〇グループの会長なんかが反対してますが彼は自分のグループ企業の損益以外に関心が無いですから日本が孤立した方が我が企業にとって都合がいいと判断したとかそんな認識でいいかと思います(笑)。

なので将来的な国際関係考えれば立候補し決まった時点で中止はありません。戦争が起これば別です。これは唯一の例外です。もしくは国民の半数以上が死ぬパンデミックならさすがのIOCも中止勧告を出さざるを得ないでしょうね。次回開催の利益の為にも守銭奴と思われたくないでしょうし。

なので、やるやらないの議論ではなく、いかに安全に成功させるかという事に焦点を向けることが必要ですが、否、これはさすがに議論や対策が行われていると思います。しかしマスコミ、ニュースなどでは全く出ませんね。問題はとっくにそこではないのに関わらずアホちゃうか、と思います。

前にも書きましたが、やると決まったなら工夫や努力でいかに成功させるかに尽力すべきです。常に前向きに。それが人間の生きる姿勢だと思いますけどね。

そもそも民主主義は多数決ですから、嫌でも、間違っていると思っていながらも決まったことに関しては一致団結してルールを守ったり、今回のような世界的なイベントに対し成功に向け頑張らないといけないというのがそもそも論だと思います。こんなの小学校のクラスのルールと同じだと僕は思います。納得いかないからと言って一人そっぽを向いていたらクラス内でどうなるかという話です。ちなみに難しそうな国際関係論も実は友人や知人関係と変わりありません。

それにオリンピックが怖いというなら空港から選手村、会場までのバスの中など一時的に鎖国状態に隔離すれば問題ないかと思います。選手、報道機関、関係者、一切、外に出るなと。これなら一般人は蚊帳の外ですから関係ないですしね。それに野球でも観客入れてるんだから無観客も訳の分からない理論かと思いますね。それでも怖いというならその人は近づかなければいいだけだろと思いますけどね、東京の人は。それに東京以外の人は最初からあまり感染リスクがない。なので本当に出来ない理由は見当たらないというのが僕の感想です。なぜこんなに騒がれているのか解らないレベルです。聖火ランナーにしてもどんだけ芸能人走っとんねんとびっくりしました。内心は解らないですがみんないい顔で走ってます。辞退した人ばかり報道しているのでよく知りませんでしたよ。僕は一度決まったことに対してみんなで一緒に前向きに取り組む姿勢こそが大好きです。

で、僕の結論は、東京五輪を最後にIOCは解散し、オリンピックの歴史に終止符を打て!です。アスリートの皆さんはいろんな世界大会で今まで通り頑張って下さい。

 

おしまい