逮捕しちゃうぞ!?

前回書いた広島の贈収賄事件、ようやく動き出しました。

ん?関心がない?確かにそうかもしれませんけど、誰もがいつそうなるかも判りませんので今回は刑事裁判の基礎知識として大雑把に解説したいと思います。権力を持つという事はどうなのかということを知っておいた方がいいと思いますから。

例えばアメリカだったら制度上、事件の容疑者を法廷に引っ張り出すかどうかを決める権利が市民に与えられることがあります注1。ところが日本の場合はプロに任せとけばいいやかどうかは解りませんが検察官に一任されています。つまり検察官の腹一つで決まる上に現実に起訴されたら99.9%の確率で有罪になっています。例の厚労省の村木厚子さんを法廷に引っ張り出した検察官は証拠の捏造をやってました。村木さんの弁護士ですら捏造に気づかず、村木さん自身が裁判に提出された証拠を徹底的に調べ上げ、証拠改ざんを見つけ無罪になったんですが素人なら絶対に無理です。

てなことで、強力な権力を暴走させないために「検察審査会」などいろいろあるんですが拘束力はなく骨抜きにされています。さすがにこのままではまずいだろうと裁判員制度が出来た際にちょこっと改正されています(ほんま雑やな笑)。さらにいうとですね検察官の定年延長、つまり人事権は政府が握りますから、あんまり無茶するとほんま知らんでという改正もしたかったんですが、質の悪いメディア、反対が仕事と勘違いしているアホ野党政治家、さらになんも解ってない考える力のない芸能人らの反対で潰されました注2。しかも検察もこの騒動を利用した疑いすらあります。

あ、ちょこっと改正された話でしたね。裁判員や検察審査会は有権者なら抽選で選ばれます。僕の周りでの経験者はまだ知りませんが誰でも当たる可能性があります。11人の審査員のうち8人が起訴すべきと判断したら検察は3か月以内に起訴するかしないか決めなくてはならず、決めなければ裁判官が弁護士を検察官役に指名して裁判をしなければならないようになった制度です。雑ですが、皆さんもいつか任命されるかもしれませんから頭の片隅にでも入れておいて下さい。

今回の広島事件は35人が起訴相当と審査会は決めました。この事件があったに関わらず新潟では金を請求した地方議員がまだいたように全国では何が悪いんだと常習化、普段からのしきたりとして当たり前のようにお金のやり取りが行われています。協力金とかいう訳の分からん名称で。これ僕らの税金ですよ。ヘビースモーカーをなめんなよ。ガソリンのトリガー条項発動させろよ。まったく民間をなんだと思っているのだと腸が煮えくり返ってしょうがありません。それを全員を見逃すなんて検察は腐りきっていると同時に、このようにクローズアップされるというアホな事態の想像力に欠けた両面が見て取れます。実に程度が低い。案里さんもどんな追及受けたか測りかねますがこのような低レベルさに絶望した上での自殺注3なら仕方ないかも知れんと思えて来ます。検察官の若い皆様におかれましては新しい正義の世界を見せて頂きたいと切に願います。

えー、みなさん。もし裁判員や審査会に任命された際は真摯に取り組んで頂きたいと思います。また違う闇も見えてくると思いますが何事も経験です。また私が立候補した際には清き一票をお願い致します(笑)。

 

おしまい

 

 

 

注1 ・・・ 大陪審といいます。ドラマなんかで聞いたことあると思います。

注2 ・・・ ここでも何度も名前を晒してきた代表格は小泉今日子さんです。今世間を騒がしているNetflixのアレは小泉さん出演しなくて大正解でしたね。

注3 ・・・ 幸い未遂で終わってます。さあここから逆襲ですよ。