¿Te gusta ir al cine? ¿O prefieres tomar tu medicina?

「私の勝ちやな!」

「なんの勝負やねん?」

米粒写経の居島一平ちゃんは歴史と映画のエキスパートで芸能界一と言っていいんじゃないかと思いますが、その一平ちゃんが公開中の映画「さがす」を観てきましたよと、これは名作だと絶賛してましてですね、一平ちゃんが言うなら本物だと、こいつは絶対観なきゃと昨日行って来ましたよ。いやあ何というか凄かった。すっかりみんなの帰る足どり重かった(笑)。良く出来た起承転結、重いストーリーに時たまぶっ込まれる笑い、それを支える演技力。監督は完全に天才だと思いますね。みなさん、困り事があれば是非私まで頼って下さいね(笑)。映画観れば意味わかると思います(笑)。

それはそうと、だ。昔からもう歴史は長いんだがオリンピックの意義について今回ほどド平和な日本国民ですら考えさせられる材料となった北京オリンピックが終わりました。次は戦争だと言いたいとこですが、国別の不可解判定や失格問題もこの際置いといて、ドーピングについてお話したいと思います。駄菓子菓子。この話長いんでかかなり省略します。

薬物問題については1960年代から旧東ドイツに端を発し長い歴史があります。その背景や理由についてはすっ飛ばしますが、特に最近ではボクシング界で嫌な話が多いですね。結論を先に言うとカネです。身近には湖南市出身の元WBC世界チャンピオン山中慎介さんがボクサーとしては日本人初の被害者と言えます。

山中選手からしたら「なめやがって!リング上でぶっ殺してやる!」という気持ちが勝ったと思いますが、一方では試合を組むのに尽力して下さったプロモーターや裏方のみなさん、チーム山中を支えてくれているジム関係の面々、TV放映権と賠償金、チケットの払い戻し関係などなど中止にすれば面倒なことが山積みになります。それで最後はやりましょうと決断してしまうんですよね。しかしこれで喜ぶのは不正をした側だし、一回出来たらまたやったろかとか、悪い凡例を残してしまいます。つまり抑止力がないのでこの流れは止まりません。

抑止力とは一回でも禁止薬物が出たら数年間の出場資格はく奪です。体重別競技での体重超過はファイトマネーと同等の罰金、数か月の出場停止。これ以外に方法はありません。知らないうちに他人に飲まされたり、酷い時にはライバル選手が飲み物に混入させたりと選手にとっては理不尽な事もあるでしょう。減量で死亡者が出る可能性など問題はありますがそれでも出場禁止。非情なルールですが仕方ありません。薬物はそれだけでも何人も死んでますから。

それでも先日は薬物ではないけれども英国のポール・バトラーVSジョンリル・カシメロ戦において体重超過したカシメロに対しバトラー選手は試合を前日キャンセルしました。リザーブ選手との試合も拒否したのです。これが正解で選手にとって命がけのボクシングに一切の妥協は認めないという模範例を残してくれたと思います。

スポーツは同じルール、同じ環境下で競わないと意味が無いという原点は完全に守らないとスポーツではないというのが神でも覆せない大原則です。アマもプロも関係ありません。

その意味では年齢がどうあれワリエワ選手も例外なく出場を認めるべきではないんですがこの背景も政治がらみで実に澱んでいます。ワリエワ選手が金メダルを取ればその周りには数十億円のお金が集まってきます。経済的に浮上することが無いはっきり言ってロシアでは格好のビジネスになっています。もちろん小さい頃から選手が利用されてですね。結果が出なければポイ捨てです。中国でも同じ構図です。国を挙げて選手を育成している国に多いのも疑いようのない事実で、何故なら金儲けしたい大人が群がるのが理由です。

これ国民性なのかわかりませんが同じ人間がやってることなんですよね。話し合いで片が付くほど悠長な連中ではない人間とどう合意するのか?そもそも無理で、それはそういうもんです。ルール作ってもルールは破るもんだと思ってるんですから。

実際に何人もが後遺症で苦しみ悲惨な死を迎えたアスリートが後を絶ちません。金に群がる人たちに利用されるアスリートを考えればそろそろ手を打たないとスポーツそのものが悲しくなってきます。一方では後遺症が残らなく履歴もすぐに消える薬の開発を進める人間たちはもうそれに憑りつかれているので後戻りできません。結果的にイタチごっこは終わりがない。またドーピング問題を実際に暴露した人間は原因不明で死んでいる例が後を絶ちません。特にロシアなんて海外に逃げていても毒殺されていますから恐ろしい国です。人の命なんて自分の利益の為にはなんとも思っていない彼らに北方四島返還なんて通用する訳ないじゃない。

最後に言っておかないといけないのはロシアのフィギアの選手、エリザベータ・トゥクタミシェワさんのインスタを私はフォローしていますが彼女のチームはとてもクリーンで選手として以前に人として尊重し合うチームになっています。コーチが凄い人格者だからだと思われます。ロシアも全部が全部そうではないのは強く言っておかなければなりません。プルシェンコも人格者だし。

ってか、そんなこと書きたい訳じゃないんだな、これが。今ちょっと柄にもなく傷付いてるんだよ。さてこの真相は!?

 

 

おしまい