GW、暇過ぎたらこれ。

これヤバいで。超ヤバです。読めば読むほど世界がいかに戦争以上に恐ろしく蝕まれて腐っていってるかが分かります。実はその代表格がアメリカだったとは。

ノストラダムスは恐怖の大王、誰だったか忘れましたが何年か前に亡くなったチェコかどこかの予言者はロシアが世界を制圧する(原文読めませんのでロシアかどうかは不明)にしても、実はこれのこと言ってるのかと疑ってしまう程にポリティカル・コレクトネスはヤバイ現象です。

そして根本にあるのがアレだったとは。死後100年経っても影響力が失われるばかりか強力に増殖し世界を支配しようとせん恐るべきアレ。アレは凄いとしか言いようがありません。

実はこの本、まだ半分程度しか読んでいませんがポリコレの誕生から現在の状況がどうなっているか、そしてその根底にある原因の誕生から成長の歴史までは解りました。だけど今のところそれをどう対処するかは読んだここまでは書かれていません。最後まで読んでも解決策は書かれていないのではないかと思いながら読んでいます。

でも知っていて生活するのと知らないで生活するのでは大きく異なります。当然この本を読むためにはそれなりの社会経験と社会学の知識も必要だろうけど、ぜひ中学生や高校生に読んでもらいたい本だと思います。興味湧かないだろうけど。

よく、自分自身の体験で35歳の時にやっと解ったことや40歳の時初めて知ったこと、例えば「読書は大事である、マジで」というようなことを15歳の子に言う。その子はその時から本を読むようになれば僕が気付くために必要だった20年や25年の時間がショートカットされるという風にはならないのだ。はるか僕より20年や30年前からそれに取り組んでいれば50歳にはスーパーマンになってるから得だよと言ってもなお読まない。それは僕が15歳の時そうだったようにだ。興味ないと無理よ。お得なのにね、勿体ない。

その根底は教育問題にあります。そして各国の教育を根底から覆そうとしているのが前述のアレということがこの本を読むと理解できるかと思います。そして恐ろしいのはそれはそれに関わっている人々が無自覚で無意識に結果的に破壊してしまっている事に気が付かない点と、周囲の人たちはこんな事が起こっているという事を知らなすぎるという点です。知ってしまえば世界の終わりに向かっているというのをつぶさに感じ取ることが出来るでしょう。ユートピアの逆のディストピア(暗黒時代)の完成にむちゃくちゃ近づいていると。

遡ると100年前にコレが生まれて現在こんなもんだとしたら、あと50年くらいしたらディストピアが完璧に完成するのではないかと思いますが、皮肉にもネット社会の発明によりもっと早くなると思います。勘で言うとあと20年。

20年もしたら僕はもう生きてないと思いますが、現在の子供たちがそんな時代に放り出されるというのは世界は悲しすぎます。それが普通だと生活するのでしょうが(それが社会ってもんですが)希望が持てない生活ほどつらく楽しくないものは無いでしょうに。そんな世の中を子供や孫たちに僕たち高齢者またはその予備軍が手渡していいんでしょうか?

誰が欲しい?そんなゴミ。

ということで、親こそ読んで子供に教えて欲しい。そんな一冊です。これは仕事から帰って疲れているからとか、気が乗らないから読むのはつらい、読書は苦手だから無理、という問題ではなく、子供の将来を思うのであれば必要なことかと思われます。読んだからと言って一人で世界は変えられませんが、知っておくと対応策が早めに採れるかも知れません。ぜひ長いGWやることないからどうしようってなったら騙されたと思って手に取ってみて下さい。アメリカの終わりと暗黒時代の始まりの連動性。トランプの役割。このままいくとヤバいんじゃないのっていう感性。ひっくり返す戦略。一緒に考えたいです。

 

 

おしまい

おまけ・・・文中のアレはここでは伏せますが、長年の研究により学術的に完全否定されています。というか実際は瞬殺ものです。ところが世界中であーだこーだ屁理屈こねながらまだ使い続けているのも事実です。というか最近ではこちらが正解なんじゃないのと大勢の人が言い出す始末。僕には正解という人の思考がさっぱり解りません。まあ思考停止と相性がいいんでしょうねという結論なのだが、その結論で終わらしたらこっちも思考停止やて。100年前のバカの主張がここまで生きのびるとは人間社会は不思議としか言いようがないですが、反対にニーズがあるんだろうけど簡単に論破できるから尚更に歯がゆいです。