命の価値。

前回の内容は我ながら良く出来た文章だなと思っていますが、いかがでしたでしょうか?

 

思った通り国土交通省は批判の矛先が自分たちに向かないようにメディアを使って情報操作やっとんなと感じてまして、長くなるので例は出しませんがチェック機関を自称しているならコロッと騙されてるんじゃねーよ、この馬鹿マスコミ!って話かと思います。新聞、ニュース番組、ワイドショーに接しているとまともな判断が出来なくなるリスクがあることを踏まえた上で接して下さい。特に日経新聞の経済記事は間違いが多いのでお気をつけあそばせ(笑)。

 

それにしても渡辺裕之に上島竜兵。僕も親友をこれで亡くしていますが全くの無力であり痛恨でした。まず心疾患は自殺と結びつきがかなり強いのが基本で大前提です。論理的な思考が出来れば思い留まることも出来ると思いますが、そもそもそんな思考が出来なくなっているのが特徴かと思います。昔このような本はずいぶん読みましたが解ったことは素人は関わってはいけないってこと。しかしですね、実は結構相談受けたりしてるんですよね。専門家じゃないから万が一、僕の発言の影響で自殺ってことになると最悪なんで本当は喋りたくない、専門医にかかってくれと思っていて、それは当人にも伝えていますし納得もして頂いています。しかし僕が話を聞くことに意味あるのだろうかとは思います。

 

しかし日本の自殺率は高すぎる。先進国7か国で悪い方から2番目か3番目。子供の自殺率の高さは世界一です。どうなってんだこの国は!?といいたいところですが実は大体の想像はついています。草食系も出生率低下もかなりの相関関係になるのではないかと思っています。そして個人的にはですよ。実は日本社会というのは自殺率が高くなる構造をしているのではないかという疑念さえ出る訳ですよ。学者の皆さんも解がそうなっているから否定しづらいのではと思いますけどね(ちなみに男性が7割を占め、55歳~65歳がもっとも比率が高いようです。オッサンは要注意って事だな。)。

 

特に子供の自殺に関しては許されない制度の不備があると思います。旭川の事件なんてのは不備の総決算ってもんです。警察、学校、教育委員会、法整備、親の対応、地域とのかかわり方など直ちに改めなくてはいけない点がたくさんあるじゃないですか。各省庁の怠慢としか言いようが無いというのが私の意見ですがや。これもなかなか動かないという事こそ日本の抱える病巣そのものではないでしょうか?

 

しかしね、ウェルテル効果。と呼ばれるものがあります。

1.自殺率は報道の後に上がり、その前には上がっていない。

2.自殺が大きく報道されればされるほど自殺率は上がる。

3.自殺の記事が手に入りやすい地域ほど自殺率が上がる。

いのちの電話とか添えてるけどいっそ簡易報道しかしない、または報道しないというのもメディアの皆様におかれましては考えてみてはいかがでしょう?その上で構造的問題にメディアが切り込んでいかないと状況は変わらないと思いますけどね。

 

自殺するのは悪か?善悪の問題ではないと思います。が、しかしこの50億年の地球の歴史の中で(宇宙を考えればもっと凄い時間です)、自分という個体は一回しか生まれてこないのが事実としてあります。そんな奇跡的数字の中で生まれてきているのだからたとえどうあれ全うするのが筋ではないかと考えています。いろんな議論はありますし人間は自由で判断は人それぞれです。それでもなお、筋が勝ると考えています。

 

でも自分自身でも認知症になったら嫌だなとは思いますね。なった後にはその判断も出来ないですが。赤木しげるの最後は否定しにくいです。ひょっとして2人もそうだったのか?

 

命の価値。その値打ちについては改めて必ずしたいと思います。

 

 

おしまい