現在の経済状況をついに解説!するんかぁ!?

円安と経済の話をしよう。

まず国葬の私の「イメージ」はどういうものかというと、「いやいやあのねえ、ここんとこ散々話してきたやろ、まだ言い足りんのかいな?あんた円安と経済の話をするって今言ったじゃん、言ったよね?」と思われるかも知れませんが、まあそう言わず前提として必要なんで聞いて下さいよ。

え~、改めまして国葬のイメージとは、まず国民の休日となり国民全員が喪に服す、というもので、端的に言うと「大喪の礼」、平成から令和になったように今上天皇が崩御されて代が変わる時にと言えば似ていると思います。もうひとつ、国家元首、つまり国際的には日本の場合、今上天皇の参列は欠かせないというものです。喪主といっていいかも知れませんが、日本はややこしいので(憲法学者がうるさいので)ここではあえてそういう事にしておきます。

今回、今上天皇は参加されません。休日にもなりません。つまり国際的に見れば国家元首が参列されないならば各国も国家元首の参列を見送るというのが通例です。なので今回の安倍元首相の国葬には各国の大統領、国王などの参加は皆無であり、ナンバー2以下の方の参列という事になっています。副大統領とか、韓国なら首相とかね。

岸田総理は9月初めに大々的に「国葬」を行うと言ったのですが、今は実際には「国葬儀」と表現していてですね、当初の目論見からかなりスケール縮小された感が否めません。つまりですね、世論の反応を見てそれに合わせる、「検討」して合わせた、もう全てにおいてこれなんですよ。この総理は(大見得切って国葬するっていったんならちゃんと国葬しろよって話です)。国葬をするって堂々と発言-世論から反発が出た-まずいと思う-検討する-ダラダラ時間経過する。こんな流れで言った瞬間からどんどん後ずさりしていく岸田総理の姿が目に浮かぶのは私だけなんだろうか。

これは私の推測でしかないんですが、この方。ずっとこんな生き方、処世術というんですかね、これがやりたい、国民の幸せの為にここをこうしなければならないっていう国家観や成長戦略がないんです。他人から見ての評価しか気にかけて来なかった人生なんで経済、安全保障、国際関係論、医療、教育、社会福祉など勉強する暇もないくらい周囲に気を使ってきた(総理になる為に)。なので知識が全くないっていうね、能力的にどうしようもない総理なのかなと思う訳です。いいんですよ、そんな見識なくったって。近所のオッサンならね。しかし近所のオッサンは良くても総理大臣はもっとしっかりしてないと困ります。

ということで、このオッサン、もとい岸田総理。経済、特にマクロ経済、為替の仕組み、経済安全保障(国防)なんか何にも解ってないのではと思わせるほど答弁は中身がありません。しかし、そこは解っている人たちに任せるというのがトップの仕事だと思っているのでしょうね。その為に官僚や学者がいるのだと思い込んでいるのではないかと想像します。そういうもんじゃないと思いますけどね、上に立つ者の役割というのは。

こういう言い方をすれば解り易いと思いますが、もうメチャクチャ儲かっていてどんなアホ息子が社長になっても20年は潰れないって会社の社長(トップ)なんかは誰でもいいんですよ(いつかは潰れますが笑)。まあ総理の場合比較的短期間で交代するからたまに無能な人がなってもすぐ変えればいいですがや、有事の時、リーマンショックや東日本大震災のあとや危機的状況の時は立て直し方を知っている人、つまり原因・現状分析や戦略立案が人任せじゃなくて自分で出来る人がやらないと、官僚や学者が間違えた時に軌道修正出来ないでしょ、というのが当たり前ですというね、前提です。特に日本の経済学は勘違いしている学者や官僚多いですから尚更に暴走しちゃうと困るんですよ。出来る人を登用する人事権を裏で駆使しつつ、パワーバランス考えながら自分が思っている理想に近づけようとする人がトップの責任であり役割であると考えています。

しかし、キッシー。全部の判断が他人がどう思うかなんですよ。理念がなければいけないのに、またないんだが、世論形成術に長けてるだけで、え~、これってとても危険なんですよね。これが新しい資本主義なのかという冗談はさておき、宏池会といいう組織は本当に勘違い集団なのではないのかという疑念すら湧いてきます。しかし一方では政権を固める人事、自身の総理在任期間を延ばす人事にかけては巧いとしか言いようがありません。向いてる方向がそもそも違うんですよ。

今、円安なのは円安を望んでいる人たちの顔色を見ているから(この点、私は戦略的に歓迎ですが次回に詳しく解説します)。超基本的な経済の土台、需給ギャップを埋められないのは財務省の顔色を忖度しているから。それが電気代や輸入原価の高騰に泣く多くの人たちの顔より重要なのでしょう(総理を継続するうえでとても重要なパートナーですから)。なので、この人が総理になった瞬間からこうなることは予想通りだし、もう交代以外改善する兆しはないと断言しておきます。嘘だと思えば1年後この文章を読み返して下さい。

でもね、民主主義で選ばれた総理なんですよ。僕たちの選んだ総理なんですよね。僕は適任ではないと数年前から解っているし、お手並み拝見というぬるい考えは民主党時代に嫌という程に駄目であると証明済みですから、完全否定でしたがなっちゃったんですよね。後ろに知識と教養の塊、安倍さんがいるから大丈夫と高をくくってました。痛恨の極みです。しかし責任は僕たち一人一人にあります。

長くなったので円安・経済の前提までで今回は終わっときます。次回に続きます。みなさま、長くなって申し訳ありませんが今回もお読みいただきありがとうございました。

 

 

つづく