【分析】都知事選人物評 栄えある二人目

友人にはしたくない。

都知事選のあとからこれだけメディアに取り上げられる、という戦略は予想以上の成果だと喜んでいるに違いない。2位は浮動票を得たからだというがもう少し浮動層はよく考えて1票を投じるべきであるというのが結論。その浮動票の原動力が20代、30代というから将来予測はおのずと暗黒時代が透けて見える。

石丸伸二、41歳。前安芸高田市長。安芸高田市は人口が甲賀市の1/4程度という事はとんでもない田舎であるといえるのだが、ここで人口をこれだけ増やしましたとか、税収をこれだけ増やしましたとか、それに伴い住民サービスをここまで画期的にしましたとかは一切ない。実績は市会議員と喧嘩しましたというそれだけ。昔からこの手の動画はある程度観ているがまあ市会議員の質は最低レベルといっていいから怒るのは仕方ない。が、実績はそれだけというのにこれで都知事選で2位に食い込むのだからYoutubeの威力は凄いとしか言いようがない。だって政策は東京一極集中を止めるってんだから東京都民からすれば東京の衰退を掲げているのだから投票するのは訳がわからない。ただ年配の政治家に文句を言ってくれるというだけで若年者が動いたという事だとしたら思考は浅いだろう。なので公示後に立候補者が実際はこういう人なんだと報じるべきなのです。話が変わるが小池百合子氏に対して読売新聞、日テレがネガティブな報道をしないのは本社付近の再開発問題が絡んでいるので喧嘩をしたくないからだと邪推しています(笑)。

一浪で京大、三菱東京UFJ姫路支店に勤務、その後子会社にてNY駐在しUFJ退職。ここポイントです。が、しかしここから書くのが嫌になってきた(笑)。

元乃木坂かなんかのインタビュアーが日テレだったかで上から目線で圧かけられたところからさらに注目度が増しました。昔から観ていた市議会などの動画でも結局は同じなんですが相手の論理が正しかったとしても自分と考えが違うのであれば駄々をこねる、はぐらかす、すり替えるという手法をよく使います。これは政治家辞めた橋下徹なんかがよく使うんですが石丸氏は橋下氏を尊敬していると公言しています。つまり弱い者には強く出て、強い者には下手に、気に入らないこと、自分と考えが違う論は絶対に認めないという駄々っ子のような性質が見え隠れしています。それが地方から一浪で京大、都市部から進学校から一発で受かってる人へのコンプレックス。本店でなく姫路支店という傍流のコンプレックス、協調性がないのでNYで単独で出来るアナリストという職業選択。これからいろいろ暴かれていくと思いますよ、過去の上司や同僚から当時の性質や孤立性を文春は狙ってると思います。

それはさておき政治家という仕事は民主主義においては調整が必要です。つまり100人いたら100個の考えがあるのが普通なので多数決をとるのですが彼は自分の考えが通らないと癇癪を起してしまうので政治家に最も向いていない性格ではないかと思う訳ですね。政治家は政策と人を動かす力で判断すべきです。これも邪推かも知れませんが小池百合子氏ほど長く見てきていないので確信には至りません。ハズレているかも知れません。ただし辻立ち200回とかよくやったと思います。

とはいえ、あの目の奥底には認められたい願望が宿っている、コンプレックスが原動力になって大勢に褒めて欲しいからこのような活動に至っていると私の分析です。今後をよーく観察しておいて下さい。今後の私の予想としては戦略は長けてますので少し丸く、さわやかに若年者に受けそうな受け答えをするのではないかと思います。まだ若いのでここから研鑽されて立派な人物になる可能性は否定できませんが、コンプレックスの克服は至難の業です。なので20代、30代の方は次回の投票に気を付けて頂きたいと思います。若けりゃいいってもんでも無いんですよ。安野たかひろの方がよっぽど優秀だと思う。

こういう事書くと石丸親衛隊の人から大バッシングが来るらしいから今後に期待としておきます。今後、ドトールの会長もあれは失敗だったというのであれば「人を見る眼選手権」では私の勝利である。もう一度繰り返しますが政治家は政策と人を動かす力で判断すべきです。

 

 

おしまい