教養とか何か その2

社会に出るとなにが正解か解らない問題に直面します。しかし学校教育というのは正解がある問題、かつ解き方ばかりを教えます。高得点を取る、つまり成績が上位の者であればあるほど実は自分の頭で考える事よりも効率的に解答に辿り着く手順を要領よく記憶しています。さらにいうと勉強法は過去問を参照する暗記頼りになります。短時間で済むので高効率だと思いがちですが、とんでもない。しかも恐るべきことにその暗記教育ビジネスは強大なものになっていて本気でいいと思っている親御さんがかなりの割合でいるのだから将来的危険は計り知れません、この国は。

なぜなら記憶力が凄ければ社会人として有能かというと全く関係ありません。目の前でおこっている事象に対し、なぜそうなっているのか?、誰が何をしたいのか?、これがこうなるとここはこうなるだろう等、背景と仕組みを理解し、繰り返し間違えながら考えて行動する事でしか正解には近づけません。というか正解はなくて最適解はあるのだけれど、繰り返し考え、最も正解に近づけようと考えることでのみ教養は身に付くのではないかと思っています。考えるにあたって資料となるデータや歴史を調べる事で自然に知識は増えます。他国ではどうしているのか、他地域ではどうしているのか。上手くいった例、いかなかった例の問題点など。先人たちは過去はどう対処したか等を調べる。さらに多方向から特に逆方向から考えることで視野も広がります。そのようなものが教養ではないかと。昔から視野の広い人になって欲しいと当社のスタッフに対してずっと言ってますが、これって教養豊かな人になって欲しいと同義語だったんだなと今更思います。

さらにいえば、もう一つ。教養とは知的な知識や見識と言えるんではないでしょうか。知識がないと分析も判断も出来ませんからね。シェイクスピアのあの一文は私はこう解釈した、そして多大に影響を受けて今があると言っていいなどとの会話の入り口で使えば思わぬ同等の知識の方との繋がりにもなり得ます。教養は人を呼び寄せ結びつけます。

と書いてきたが、「考えることこそ教養である」という竹中平蔵氏の本を立ち読みしてるとこんな事が書かれているのではないかと想像するんですが(全部読んだわけではないので笑)。

まあともかく思考力の乏しい学生が多すぎます。アホがいっぱいいた方が統治は楽だし、しやすいですよ、コロッと騙せるから。しかし成長はしません。国主導で成長なんかする訳ありません、国は素人なんだから。30年間低成長ですと。思考力の低下とリンクしているという指摘は誰もしていません。学校や教育関係者を否定することになりかねないのでしづらいんですが私が指摘しておきます。ちなみに前にも言いましたが「きのくに子どもの村学園」は素晴らしいと思います。卒業生は出来る子ばかりです。毎日、自分たちで思考力を鍛えていますから。

思考力の低下は成長率とリンクします。ちなみにTKO木本がなぜ騙されたか?アホだったからの一言で片付きます。

育国債を発行し、子供に投資しないと未来はないのにどうしてしないんでしょうね。というところにも教養のない高学歴役人の限界を感じてしまいます(実は大企業の中間管理職もいい勝負です笑)。高学歴役人なんてこんなもんですがや、このままでは国が終わりますよ。だから地方行政こそしっかりすべきです。トップの責任は重いと言わざるを得ません。明石市があんなに実績残しているのに真似すらしないなんてどうかしているレベルです。あ、最後は役人政治家批判になってしまいましたが真実なので仕方はない(笑)。

 

 

 

おしまい

 

 

 

教養とは何か その1

辛坊治郎ズームそこまで言うか。というラジオ番組をpodcastで毎晩寝る前聞いてるんですが、Youtubeではニュース喋り残しという項目で辛坊さんのチャンネルで時間の関係などで解説できなかったことを喋るというYoutube番組があります。昨日の内容の一部が観てて本当に情けなくなってきました。問題提起もしたいので文字起こししましたよ。以下、限りなく正確ですのでよろしければどうぞ。

 

これもうオンエアしたくなかったんですね。わざと避けたんですよ。たとえ批評するにしてもラジオでこれを電波に乗せるべきではないという私の正直なところだったんで。実はですねズームオンの一つ目にこういうのが入ってたんです。

安倍元総理大臣を皮肉る朝日川柳が物議。朝日新聞が16日付けの朝刊に掲載した朝日川柳が物議を呼んでいます。読者から寄せられた7本の川柳が紹介されていますがこの内容すべてが8日に殺害された安倍元総理に関連するもので疑惑あった人、忖度などの言葉が使われています。これを読まないと批評しようがないので読みますけどね、読みたくも無いですけどね。

・疑惑あった人が国葬そんな国

・利用され迷惑している民主主義

・死してなお税金使う野辺送り

・忖度はどこまで続くかあの世迄

・国葬って国がおしまいっていう事か

・動機聞きゃテロじゃなかったらしいです

・ああ怖いこうして歴史は作られる

人が一人、銃撃されて命を落としているっていう訳です、ね。私はね、人としてどうよってレベルの話じゃないかって気がします、これに関して言うと。思想とかっていうそういうレベルの話じゃないんですね、これまあ意図的に7本川柳選んだ人が西木空人っていう人なんですが、西木空人って一体何者かというと本名栗田亘、1965年から2002年まで朝日新聞で働く、ああ、いわゆるオールド左翼ですね。2001年3月までの6年近く天声人語担当。なるほど。だからね朝日もだいぶ変わって来てるはずなんでこういう化石みたいな人は少なくなってるんですが、やっぱ今でも夕刊のここでも何回も取り上げてます素粒子書いてる人とかこの朝日川柳の選ぶようなことをやってる人たちは、だから左派左翼全盛期に朝日でまあ、日本を共産主義に本気でしたいと思ってたような人たちなんだろうと思いますけどね。思想はともかくとしてね、人が一人死んでる状況の中で、うーん、死してなお税金使う野辺送りとか、動機聞きゃテロじゃなかったらしいですとか、やっぱこれ人としてどうよってレベルなんじゃないかなと思います。それは私、素朴にします。はい。これ以上喋る気にもならんって感じですね。

 

 

以上、辛坊さんの解説です。これについて私はひとこと以外喋る気にもなりません。「教育のレベルが低すぎる」のが原因に尽きます、です。

高度経済成長期を支えて来ていただいた先輩たちではありますが(実際はその後、バブル10年後まで)、この団塊の世代から上の方々。当時の教育レベルは相当に酷かったと言わざるをえません。時代の被害者とも言えなくもないですが、もうちょっと物事を自分の頭でお考えになられた方がよろしいんじゃないでしょうかと、つくづく思います。当然、全員が全員という訳でなく団塊の世代以上の方々で立派な方もたくさんおられます。しかし朝日新聞を購読されている一部の方々には特にですよ、教養の最下層をかいまみた。そんな感じですね。戦後レジームからの脱却ってのはまさにここからの脱却を意味しているのだと思い知らされた気分です。情けない。

 

つづく

全ての国会議員に言いたい

まずご冥福をお祈りいたします。

私は内閣府には何回かメールなどで意見を述べたことがあるが、それは安倍政権下だけである。理由は安倍元首相の人懐っこさ所以である。

私のマクロ経済学の先生というのは高橋洋一さんだと勝手に思っている。9割が高橋さんの受け売りである。高橋さんに言わせれば現在の政治家で最も経済のことが解っているのは安倍晋三さんだと、菅さんも横で聞いてたから解ってるだろうと。政治家は何百人もいるけど実際に経済学を解ってる人は10人いるかいないかだと。安倍さんの先生は高橋さんであり第一次安倍内閣から第二次も内閣で政策の基本を書いてきた人である。そのお師匠さんは元FRB議長のバーナンキであり、高橋さんが作ったアベノミクスは世界の経済政策の常識、その常識の最大の目的は失業者を減らす為にあったのはあまり知られていない。実際に雇用は300万人増えたのだ。普通これは左翼がやる政策であることを知っておいて欲しい。野党は対案というかそれ以上の経済政策を考えられなかったので重箱の隅をつつく事しかして来なかった。税金で選ばれているのにあまりに無能だった。

それ以外でも外交においても各国の要人が身内のようにメッセージを発信しているように功績は言うまでもない。G7等の会議などでもど真ん中にいたのは歴代総理で唯一であった。もっといえばインド太平洋構想など世界基準のシステムを発案し構築したのは日本誕生以来初の出来事である。安倍元総理は劇団ひとりさながらのひとり国連平和機構と言われるのも頷ける。外務省の知恵じゃなくて一人で考えた構想だから。数々の功績は良心的なメディアが整理する事だろうからここでは述べないが、ここまで仕事の出来る首相はここ50年で唯一無二でありその他は足元にも及ばない(実は菅さんも国内の政策実績は凄い)。もちろん賛否はある。あっていいのだが歴史を振り返ってみると総体的に考えて事実である。

しかし、昨日の銃撃事件を受け私の周りでも安倍の事は嫌いだった、死んでくれてすっきりしているなどという意見を聞いて愕然とした。何故なら私腹を肥やし過ぎたからだという。これを聞いて愕然というより呆気に取られてしまった。なんという無知さなのだと。これはその個人を批判している訳ではなくメディアリテラシーの問題である。

確かに朝日新聞、毎日新聞、東京新聞やNHK、共同通信などが主だって発信する記事やそれを元に番組を構成するTV番組を毎日繰り返し聞いているとそうなるんだろう。これはこの場でもずっと指摘してきたことである。報道の自由の元に、デマや誘導を繰り返すことに何の正義があるというのか?これが日本のリベラル、左翼のやり方である。頭が悪すぎるでは済まないくらいで思想信条が狂っていると断言して間違いではない。世界からも日本の左翼はどうしようもないアホだという認識で一致している。もっと激しい言葉でメディアの低レベルさを糾弾したいが言葉を選んで言うと、何食わぬ顔で時間の経過と風化を待つのだろう。そして同じことを繰り返す。メディアの特に若い社員の方に言いたい。そんなところにいると腐るからとっとと辞めろ。と、書いていてもお前の方が狂っていると思われるのだろうが、数量的に様々な事象を個別に整理して見てみても正解以外の何物でもない。そして今日に至っては左翼の活動家、リベラルに取りつかれた政治家から安倍政治の結果だ、自業自得だとの批判も上がって来た。馬鹿すぎる。勝手に排他主義とかいって気に入らなければ殺人を犯していいわけ無いだろう。ほんと左翼は頭の悪いクソ共である。生きて歴史の審判を受けて欲しかっただと!審判とは何か説明も出来んくせに!

元々安倍さんは金になんか困ってないし私腹なんか肥やすわけ無いだろうが。権力は政策が通せないから仕方ないから手段として保持しないといけないのが民主主義の厄介な点なのだが。

とはいえ。

安倍元総理は徹底検証「森友・加計事件」を書いた小川栄太郎ともう一人の政治家と退任後、雑談のさなかしみじみと安倍さんが言ったと小川栄太郎が述べている。

「真実の究明なんてもう出来ないですよ。それはもう小川さんの本の中で充分に検証されてるじゃないですか」「本当に私たちは今まで権力を行使して来なかったよね~」

権力と勢力図は別物と考えていた貴重な発言である。

任期中、背中から何万発もの弾を受けて来たのである。マスコミとそれを利用した左翼から。その最期は実弾だったというのが顛末だ。

 

今回の選挙は実は行かないでおこうと思っていた。投票したい人がいないからだ。この事件は民主主義に対する冒涜であり、選挙によって断固と戦わなければいけないという人がいる。だったらもっとまともな選挙活動、選挙制度、まともな候補者が立候補できる基盤を作ってから言うべきだ。前提が整ってない議論は論理学的に時間の無駄である。

自民党にも安倍派と言われる清和会にも駄目な議員はいっぱいいる。明らかに知識も危機感もなく自分の年収の事しか考えていないような人達の支持は全くしたくない。野党も一部を除いて全滅である。こちらもより自分の事しか考えていない。これから見えてくるのはここ数年、熾烈な時代を過ごすことになるのではないだろうか。戦争まである。今年はますます嫌な予感がするが個々で踏ん張るしかない。自分の身は自分で守るしかない国になったと、切り替わったタイミングが今年であると。

最後に昨日の犯人が仮に安倍さんを銃撃した後、無差別乱射だった場合、周りの人は数十人死んでいただろう。このような輩は各都道府県に1人づついても何の不思議でもない。なのでもし銃声が聞こえたら地面に伏せるのが最も有効である。日本で暮らしているとそんな大袈裟なと思うかもしれないが諸外国では普通にある。家でネットで調べて簡単に銃器が作れるとなるとそれはもうそういう時代だと危機管理を改めるしかないのである。

死してそれを認識させてくれたことも功績とは言いたくないが、最初に戻るが経済と安全保障を立て直す最大の人材が亡くなった事の損失はあまりにも甚大である。これを契機により一層に志を継がんという政治家には死ぬ気で仕事を完遂して頂きたい。今一度言う。

政治家は名誉も金も権力も、他人の為なら命まで要らぬという信条を持つべきだ。持ってない輩は直ちに去れ。

 

 

 

保管庫 「ごあいさつ」

先日、当社のホームページをみていて「これはないわ」と思った箇所が2か所ある。制作会社には即時変更するよう指摘した。その1つが「代表からのごあいさつ」である。理由は「誰がこんな長文を読むんや!」というもので学生にアピールするならこんな文章では無理だ、時代と社会性を考えシンプルにしなければならないと思うが、世界観のギャップがあり過ぎてわしにはもうよう解らん、文章のコンセプトを再構築し俺に提案してくれ、書くのは自分で書くから、と。しかし個人的には削除するに惜しい文章なので最期にここに記録として掲載する。ご丁寧にも2部構成になっているが渾身の作なので仕方がない(笑)。

 

 

当然すぎるが歴史とは次代を担うものを残していくことこそである。

ある友人のご子息が中学生の時「フェルマーの最終定理」(サイモン・シン著)を読むといいと勧めた事がある。ちょうど夏休みで読書感想文の題材にしたい思惑もあり、彼は数学好きでもあったのでなお抵抗が無かったようである。勉強になった、なにより面白かったという。それ以来僕は数学好きの友人の子供たちにはこの本を勧めている。もう何冊配ったであろうか。そこでは学校では教わらない数学の歴史と苦闘が書かれている。

そのお子さんたちももう高校生。その高校生にぜひ読んで欲しい本が「サピエンス全史 上下」(ユヴァル・ノア・ハラリ著)である。これは高校生くらいまでで読んでおいて欲しい本である。中身は学校ではおおよそ教わらないことばかり書いてあって、かつ社会に出れば知っておいた方が良い見識や情報が書いてある。しかし前出の子供たちには勧めていない。読まないと解っているからだ。塾に通いだしたらもうそのような時間も余裕もない。受験勉強は大変なのである。

そんな彼らも今年か来年には選挙権を持つという。有権者なら世界の近代史は大雑把でも押さえておいて欲しい。マクロ経済学も知っておいた方が心強い。欲を言えばバランスシート(貸借対照表)と英語が出来ればもう完璧だろう。それらの知識があると様々な判断に役立ち、情報を流す側(新聞・TV・政府・各省庁・さまざまな既得権益側の団体など)にコントロールされるという理不尽さから逃れることも出来る。それ以上に大人になって、例えば家庭を持つ際、車や家を購入したりする際、また生活費や学費を検討したり、様々なイベントにベストな判断が出来るだろう。今は役に立たないと思っても大人になってから必ず役に立つ。それらが詰まっているのが前述の本なのでぜひ読んで欲しい。ちなみに大人になってからの方が読書の機会が減る傾向にあるからこそ18歳までが望ましい。

学校で教わる数学が将来的に何も役に立たないということはない。だが個人的な経験だと少ないかも知れない。ただし受験勉強がすべて無駄かというとそうでなく、苦しんで目標を目指すという意味においてとても貴重な時間だ。一生懸命に取り組むという姿勢こそ大切だと思う。だが偏差値によって高校、大学を振り分けられ、それに比例して就職も決まってゆくというのは正しい事なのだろうか。事実、学業が苦手だった人も仕事は抜群に出来る人がたくさんいる。社会人になって学生時代の偏差値なんて一部を除いて役に立たないのだ。そんなものより大事なものはある。では大事なものとは何か。

実は世の中は理不尽な事の方が多いのだ。不毛と思いたくなる人間関係に疲れ、やりがいを見出せなくて仕事に全力で向き合えない、常にストレスと対峙し日々過ごすのはとても残念な毎日だ。夢や希望を全てかなえられればいいのだがそう上手くはいかないのが普通なのだ。私は現実主義なので上辺だけのきれい事は言いたくない。言っても何の解決にもならない事を知っている。よって自己啓発本は嫌いである。世の中はままならないのだ。これは2500年前から既に釈迦が説いている諸行無常の無常であり直近の時代に限ったことでは無く、歴史的現実であり、科学的正解である。それを自覚しないと思わぬ不幸を招く確率が上がるのだ。そうならない為の知恵や工夫を身に付けられるのが職場であり、仕事とはそれを身に付ける為のテキストでもある。それでいて自然と全く知らない人や地域社会の役にも立てている。これが解って初めてようやく人生は面白くなる。だからこそお客様を大切にし、初めて心からお客様の安全と幸福を願えるのだと思う。

学生のみなさん一緒に働いてみませんか。確実な成長を約束する実に楽しい職場です。

 

お客様へのご挨拶が無いではないかと思いつつも最後まで読んで頂いた律義で真摯な皆様へ。
その内容は以下につづきます。

お客様満足度第一位をずっと維持していく為に

高知県に日本経営品質賞を受賞したネッツトヨタ南国(株)というトヨタディーラーがあります。この業界ではとても有名な会社です。社長とは何度かお話をさせて頂いたことがあるのですが、ある時地元の新聞のインタビューで「ほんとはお客さんの事なんかどうでもよくて社員の事しか考えてないんだよね~」的な事を言ったら翌日記事になっちゃって冷や汗をかいた事があると苦笑されていました。苦情が一件も来なかったのでホッとしたとも仰っていて、僕はこの話に凄く納得しています。お客様満足度(CS)がずば抜けてずっと高いこの会社、比例して従業員満足度(ES)もとても高いのです。企業は人こそが全てという事をまさに体現なされているというのが授賞理由だと僕は理解しています。しかし真似て出来るくらいなら全国中の会社全てが素晴らしい会社になっていることでしょう。上手くいかない会社にはどこかに必ず出来ない理由が在る筈です。

当社はおかげさまで県内ではずっとこのジャンルにおいてトップランナーを走らせて頂いています。社長の品質を考慮すれば実に不思議な事態ですが、これからも滋賀県のホンダディーラー全体で切磋琢磨し一生懸命取り組んでいきたいと考えております。ですが、この仕事に限らずサービス業において全てのお客様に喜んでいただくというのは理想ですが、現実的には不可能と言わざるをえません。しかし喜んでいただきたいという意思を全員が持つことは可能かと思います。とはいえ現実的には全社員すべてがそう信じて働いている組織はめったにありません。大企業にお勤めの方なら尚更ご理解いただけると思いますが大きくなればなるほど難易度は上がります。私たちはその上で一人一人が自立し、考えを共にし、お客様と向き合って行きたいと考えています。

また私の経験上、失敗とお客様からのお叱りが成長の糧であり財産です。そこでお願いなのですが当社の社員を出来るだけ叱ってやって下さい。もちろん失敗したときだけで結構です。間違いを正し今以上にお客様に尽くすことを学ぶ事をお約束させて頂きます。同時に温かい眼でも観ていただければ幸いです。もちろん従業員教育は企業の努めという事は自覚した上で私どもも全力で育てていくとお約束させて頂きます。どうぞ、社員ともどもホンダカーズ甲賀西を宜しくお願いします。

 

 

以上である。そしてこの文章がいかに駄目かを検証するために私の周りの有識者に読ん貰って意見を頂いた。これもメモとして残しておく。

・数学の歴史と苦闘な。例えばガロアなんか数学と関わったおかげで死んでるし、谷山・志村予想の谷山さんも命を落としている。数学問題を解き過ぎて廃人になった人も数えきれん。フェルマーを読めば理解できるがそうでなければさっぱり歴史の真の意味が解らんやろな。サピエンス全史は数学以外のあらゆる人間の苦闘の歴史が書かれているがこれも本を読まなければピンとこない。つまり本を読んでない人からすると全くピンとこない文章って事よ。文章を書きたいだけではあるまい。伝えたいのだろうが。

わたし → だから読め言うてんねん。大人は手遅れだから子供のうちにって。

・サピエンス全史は闘いの歴史ともいえる。相手は自然環境、災害、人間の限界点などと様々あるが実際に戦争が昔から絶えないのも事実だ。誰もそんなこと望んでないのにさ。一部の狂人がやってしまうんだな。それも人間だからこそなんだが。人間の生き方を問う、これはとても哲学的であり科学的でもあり、その答えを人生かけて探すっていうのは年寄りには解らんことないけど学生には絶対に無理だろう。さらに職場で探すって公私を分けてる人、仕事は仕事って割り切ってる人には全くの意味不明だろう。

わたし → そう、特に仕事に対して生活する手段としか思ってない人とは人生観や世界観の相違で同じ日本語で会話してても話が通じない。

・叱られ慣れてないのが問題であるが、叱られないように踏み込んで仕事をしない人ばかりの気がしてて。なのでそんな風土から凄い技術やコンテンツが生まれるはずもないから日本の将来はもう駄目なんだろうなと。つまり、わざと一生懸命に仕事しないのが基本となりつつあるのだ。

わたし → そういう奴は要らん。しかし採用できなくても会社は終わる。ハードル下げるって話か?それ以前に俺の思い込み過多か?

・死生観やな。この文章の最も取っつきにくいところは。

わたし → その通り。哲学は既に死んだが私はそれに憑りつかれているのだ。

 

 

以上、保管庫として記録。しかし記録したことにより私はより進化するだろう。

 

 

おしまい

 

 

 

ドラマの結果とそうだ高知へ行こう

ドラマにはならないインサイタマ終わりました。まあ元世界チャンプを含めボクシング関係者である玄人の皆さん、そして素人に毛が生えたマニアの皆さん、その他大勢の長年ボクシングを見てきた素人の皆さん(私はこの部類)の今までの常識を遥かに凌ぐ結果となりましたね。一応言っておきますが、何度も見直しましたが井上選手の右ガードは一度も下がっていませんでしたと言及しておきます、素人ですが。

特筆すべきは1R終了間際の井上選手の右ショートストレートはお互いがフェイント2つ入れたトリプルカウンターです。漫画の世界の出来事なので世界中のボクシングコーチが教えても再現できないので絶対に教えない空想上のテクニックです。しかも床に当たりそうなくらいに打ち抜いています。それを現実世界でやってのけるのだからまさに異次元モンスターです。そこは大谷翔平選手と同じ世界になるのかなと思います。

一方でドネア。ドネアこそ立ち上がりから調子が良くイケると思ったと思います。そのイケると思った瞬間こそ前回書いた井上の隙だと。隙を利用したのは逆に井上でした。百戦錬磨で経験豊富であってなお、慢心は敵と改めて心しましょう。実生活でも同じだと思います。ちなみに私の私生活は慢心が80%を占めています。いつ人生自体がノックアウトされても不思議ではありません。

それはさておき、開始早々のドネアの左フックは井上の顔をかすりましたが、この射程距離には入ってくるなよという威嚇と牽制の意味を兼ねて打たれています。距離を制することで試合をコントロールしようというのが狙いです。試合後の井上選手はこの左フックについて「気が引き締まった」と語っています。つまり、ドネアサイドからすると想定の逆効果で、実は打たなかった方が完全にマシだったといえる左フックでした。結果論ですが。達人と達人の闘いだと思ってましたが蓋を開ければドネアは達人の域には届いていなかったのかと思わせる程です。いえいえ、ドネアは紛れなく達人の領域に達していますが、井上はその上を行ったということでしょう。そして井上サイドは確信していたんでしょう。前回は2Rに左フックを貰わなければ前回もこのようになっていたぞ!という事を。13R目から始まると見切っていた時点で結果も満点、まさに完全勝利、生涯最高の試合といっていいものでした。

それと私、特技がありまして入場時の選手の顔色や雰囲気で大体結果が当たります。例えば長谷川穂積選手とモンティエル選手の時なんか顕著に気配が出てましたが、今回ドネア選手はそうとう覇気が無かったのが気になったところでしたね。画面見ていて実際に顔色悪いなあと口に出して言いましたもん。証人いないけど(笑)。試合後ドネアはこの点についても赤穂亮選手のYoutubeで語っていましたね。まあともかく年末あるだろう井上の次戦に期待です。またドネア選手のトレーニングパートナーを務めてくれた赤穂選手の次戦にも期待したいです。

さて、私ですが休みを利用して高知に行って来ました。高知は2度目でその際は美味しいカツオを食べそこねたのでリベンジにと行ってきました。今回のカツオの味はさておき往復850キロの間、日本のデフレ解消と低成長(物価と給料の両方が上がらない問題)について議論しながら車を走らせたのですが、ついについに長年追い求めた答えに辿り着きました。誰も言ってくれないから自分で言いますが、実は私は天才ではないでしょうか?(このセリフは北斗の拳でも誰かがよく言ってたな笑)。この議事録は来月号の月刊HANADAに掲載して頂きたいくらいです。

え~、皆さん、私が総理なら、と言いたいところですが文字数が長くなって来たので皆さんもう限界なことでしょう。この件につきましては次回以降に改めさせて貰います(いつものパターンでいつになるか判らない)。どうぞお楽しみに。

 

 

おしまい