はじめに。

知覚の扉だと?

大胆にして無謀にもウイリアム・ブレイクの詩の一節からタイトルを拝借するという暴挙、つまり私の集大成、墓標(笑)というべきコーナーを始めたいと思う。

たとえば僕は映画だと観ている人たちに問題を投げかける、社会に対する問題提起をうながす作品が好きである。生き方を問われているようであり、物事や宇宙の摂理、人類の本質を探究したい自分の欲求に合っていると思うからだ。注1

ウイリアム・ブレイクの詩の一節からオルダス・ハックスリーが著書につけたタイトル「知覚の扉」。それを引用してバンド名としたのが「The doors」。

時は1968年、The Doorsの2ndアルバム「Waiting for the sun」の中に「The unknown soldier」という曲があり、こんな一節がある。注2

Black was white the news is read Television children fed(白は黒だとニュースが報じられ子供たちはTVに養われてる)。

トランプ大統領が広めてしまったフェイクニュースなるもので世界は満ち溢れている。フェイクが広まれば誰が得をし、誰が損をするのかということこそ知っておくべきだ。流す側には流す意図と目的がある。あくまで利益の為に意図的に書かれている。

だがこんなのは50年前から何も変わっていないってことが前述の歌詞で解るというもの。都合のいい時は表現の自由を謳い、都合の悪い時は報じない自由を訴える新聞社のでっち上げニュースを読み解き、社会の本質を問うような文章を書いていきたいと考えていますが、映画や食、酒に漫画にスポーツなど得意分野ばかりになるかも知れませんがご容赦下さい。

短い文章で端的に伝えたいことを書く努力は致しますが無理なような気もします。また資料置場としても活用いたしたく、参考資料として明示した物や人の主張や発言やリンク先が必ずしも私の主張や思考ではないという事を明示しておきたいと思います。

では、いづれまた。

 

注1  とはいえ、面白いから観てみと最近知人に貸したDVDは「ローマでアモーレ」というコメディ映画。つまり私の映画の好みに一貫性は無い。

注2  高校1年の時に出会ったアメリカのロックバンド、ザ・ドアーズ。ドロドロとした情念を透明感あるサウンドに昇華してみせ一躍ブレークしたバンド。サイケデリックムーブメント、ベトナム反戦運動、ヒッピームーブメントの寵児となる。テーマは愛と死と薬とSEXでヘロインでぶっ飛んだ状態で作曲活動をしていたという今では考えられないコンプライアンスの中で活躍したグループである。こんなものに高1で深く触れたおかげで今がある可能性があるのかは解らない(笑)。名曲中の名曲として「水晶の船」を推す。しかし、前述の歌詞の文法はおかしいと思うのは私だけか?