えっ、来てたん!?<音楽のリマインダー2>

好きか嫌いかという話でいえば僕は「挫折」が好きだ。僕の今までは挫折と失敗で出来ているといっていい。嫌なんだけどそれがなければどんなジャンルにしても成功はないと思うからだ。成功というと大げさだし自分は成功者でも何でもないが、目標には失敗と試行錯誤の繰り返しでしか到達しないというのが当然であると思うからだ。そんなことはないよ、要領よくやって成功することもあるよと仰るのであれば真似してみればいい。大谷翔平ですら例外なく挫折している。それと挫折を何度も経験した人間の生命力は強い。肉体的にも精神的にも確実に。

(ちなみにこれをコンビニで買った豚の生姜焼き弁当を食べながら書き、弁当の味の実況中継もしながら書きたい)(いや、そんなんせんでええよ笑)

今日は土曜日。これは音楽のリマインダーである。先週にですね「ザ・スミス」の1stアルバムを初めて聴いて友人にこれは凄いと触れ回って誰も見向きはしなかったと書いた。スミスはその後、80年代の英国で最も偉大なアーティストと世界が認めたという事から俺の見る眼は凡人とは違うとも書いた(笑)。それは横に置いておいて、ビートルズやストーンズなど大御所はともかく80年代から現在にかけてこの人も偉大な人物となってしまった。ポール・ウェラーである。凡人とは違う眼を持つ僕が言っているのだから間違いはない(笑)。というか世界が認める偉大な人物である。なのでどんな奴なんかなと簡単にご紹介してみたい。ちなみにジャムの若造時代がこれである。そらモテたやろ。

詳しくはWikiを見ていただくとして(出た!)、まあそりゃそうだな、ここで経歴を紹介してもしょうがない、これは聴いたことあるのではないだろうか?ポップな変わりように賛否両論。

(しかしコンビニ弁当もここまで来たか、この豚肉、めちゃくちゃ柔らかいが豚肉の味が全くしない、古い肉の冷凍をぷりぷりになる薬品と保存料を生姜で隠してるような味、しばらく腐らんだろう、もはや肉の繊維質もない)(どんな味やねん笑)

朝のフジテレビから流れて来たと思われるこの曲はスタイルカウンシル時代の代表的な1曲である。硬派なジャムを解散させてお洒落なスタカンで時代を表現しようとしたのは理解できるが当時は総スカンだった。スタカンでファン層をつかんだのは束の間、またもや解散させてしまう。確かにあのままジャムを続けることは有り得なかったし、スタカンも違ったのだろう。この時代で生き残ったバンドも実際にいない。ここで長い低迷期に陥ることになりソロ活動を始める。日本でも小さなライブハウス回りをしていたのは本当に信じがたい事実だ。まさに終わってる、大挫折といっていいだろう。そんな記憶の彼方ドラマ「おしん」のような苦労時代の真っただ中、登場させ成功へと導いたのがこの曲というとちょっと違うかも知れないが僕の大好きな曲である。Into tomorrow。

今年は本当に調子が悪い。というのも年初の6年ぶり来日ツアーを知らなかったのだから。痛恨の極みというか去年の夏ごろからボケていたことになる。そりゃ仕事も私生活もリズムに乗るのは難しいだろう。ただしボケているのでリズムすら読めていなかった気がする。

(しかしこの弁当!肉の下にひいてる玉ねぎやスパゲッティも味濃いな、舌先が痺れるからあとで喉渇き地獄にならなきゃいいんだが)

しかしウェラー65歳。オアシスのノエルなんかも兄貴と慕う人柄と面倒見の良さ。苦労が顔に出ているのが良いんだが、そんなこと気にせず人前で歌い、ギターをかき鳴らすのだ。好きなことをやってるだけ。それが出来る、言える人はやっぱり強くてカッコイイ。挫折を何回も乗り越えた顔の皺が強さを表現しているようで自分の目指すべき姿はここにあるし、それはもう数十年変わっていない。なので今日はポール・ウェラーを通じて僕の好きな生き方をご紹介させてもらったともいえる。今回はあんまり音楽ではないな(笑)。

(分野としては食材なんだろうけどコンビニ弁当ははたして食べ物としてこれからも存在するのだろうか、こんなもん食べてると味覚が判別出来んようになるぜ)

最後にこれもかっこいいのでのっけとく。名曲のひとつ、Sunflower。

ほら、やっぱり喉乾いてきた。批判を恐れずに言おう、コンビニ店主も思ってるだろう。子供にコンビニ弁当は食べさせてはいけない。大人は手遅れなのでどんどん食べたらいい(笑)。

 

おしまい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エコバニって何!?<音楽のリマインダー1>

文学的なものを書いて欲しいと思ってました。先日ある方からそう言われたんです。

そういえば10年ほど前はそんなものも書いていた気もする。書きたい意欲があったのだろうが今はそういう気力も筆力もないから書いていないのだと思う。だけどニーズがあるならやってやろうじゃないかという気もするが、また今度にしよう。要するにそんな文章書けるか!!なのだ。

ということで毎週土曜日は音楽に関するリマインダー、音楽について書いていこうと思う。先日ポッドキャストであるラジオ番組を聴いていて名前は忘れたがITジャーナリストの方が音楽もサブスク(今や当たり前だろうけど最近知ったのだ)の時代だしお得なのでやった方が良いと言っていた。なんせ月々1080円かなんかで1億曲だか聞き放題らしい。たまたまなんかアルバムないかなとAppleMusicみていたら一か月間の無料体験があり元々始めようと思っていたのでのってみた。そう、今乗ってる車なんかBluetoothしか音源ないから仕方ないのだ聴こうと思えば。ちなみに土曜日は音楽のリマインダーとか言って朝礼では継続こそ力と言っている私だが、行動と言動がもっとも一致しないのが私の特性である。

ただし、スマホの音源は所詮悪いと断言していいものである。くるりの岸田繁さんは金出してでもCDプレイヤーといいスピーカーを部屋に置くべき、出費した元は取れるからと、著書「石転がっといたらええやん」の中で言っている。本当にそう思う。ただしもうCDなんか売ってないからね。無理やねん。

で、最近よく聴いているのが1983、1984年あたりのネオアコである。皆さん、このちんけな名前の付け方「ネオアコ」って知ってますか(笑)。ご存じない方はWikipediaで調べて下さいなのだが、その関連で出てくるわ出てくるわ、忘れていたバンド名が。代表的なものをあげてみよう。

アズテック・カメラ、オレンジ・ジュース、エブリシング・バッド・ザ・ガール、ザ・スミス、プリファブ・スプラウト・・・

拡大するとスタイル・カウンシル、エコー&ザ・バニーメン、ザ・キュアー、プリテンダーズ・・・ってネオアコなのか!?ニューウェーブじゃないのかと。まあなんだかこの時代は雨後の筍のようにいっぱい出て来たんですよ、バンドもジャンルも。だいたいニューウェーブってなんやんやねんって言いたいところですがこれも時代でした(笑)。

ザ・スミスもネオアコに分類されているんだと今更ながらに思います。そして今も王道的に聴いているベル&セバスチャン。やっぱり僕はネオアコが好きなのかなと現在車ではアズテック・カメラの「High Land、Hard Rain」をサブスクで聴いている。そういえばこのCD持ってたなと。気が付けばどこへ行ったのだろう?

ということで月額千円ちょいで1億曲なので始められる方はぜひアズテック・カメラの「High Land、Hard Rain」を試しに聴いてみて下さい。で次は80年代イギリスで最も偉大なバンド、ザ・スミスの「The Smiths」。「The Queen is Dead」が最高傑作と言われているが1stの「The Smiths」は名曲が揃っている。スミスの歌詞は当時としては異様に異質で文学的でもあった。ジャン・コクトーの映画「オルフェ」から引用されたアルバムジャケットは当時も今も異質に文学的だ。ね、文学的で締めたでしょ。

そういえばコクトー・ツインズっていたな。

 

 

おしまい

 

補足:Youtubeで当時のスミスの映像と歌詞を確認してみるとやはり凄かった。当時、友人たちに聴かせたりしていたが理解できない凡人ばかりだった。というのもスミスの現在、友人たちの現在地と歴史が証明しているからだ。僕も凡人だが(笑)。

 

不思議だが彼も人間だった!?

僕は小学校3年生くらいからボクシングは数千試合観てきています。現在、Youtubeなどで過去の試合は観ようと思えばすぐに数千試合観れますが、観る集中力は薄くなります。長年かけての違いはここにあるのではと思うんです。そんな私が終わってから言うのはズルいんですが昨日は少し嫌な気配を感じてました。

1に武居由樹が予想に反して勝った事。武居選手の勝利は感動的だったし良かったと思います。ここに至るまでのドラマもあるので文句はないですよ。しかしここで番狂わせが起きたことで「番狂わせの流れ」が作られたのかもという疑念、かつ前座3試合全勝という絶対に負けられない状況が作られた事は大きい要素かなと。変なプレッシャ-、アドレナリンそりゃ出るでしょと。バカじゃないんだから。

2には34年前のタイソンの敗北という現実。確かにタイソンを取り巻く状況は悲惨だった。本人も全く練習しなくて遊んでたという井上尚弥との違いはあまりにもあるが東京ドームには魔物がいるかもしれないという疑惑は拭いきれない。現実に大番狂わせが起こったのだから。タイソンを堕落させたという時系列の魔物といったら解りやすいか。

3つ目はレフリーが山中慎介VSネリと同一人物。因縁をここまで持ち込む方がおかしいと思う。負の重なりと僕らの業界では呼んでいる(何の業界やねん!笑)。こういうのを跳ね返す力があるかどうかなんですよ、僕らの業界で問われるのは(だから何の業界!?)。以上が空気を汚す外的要因として存在した

4つ目は入場行進の時の表情と行動の違和感。顔の表情が普通ではなかった。かつて長谷川穂積さんがモンティエルに負けた時と同じ気配を感じました。あの時は長谷川選手のお母さんが亡くなったという背景があり、いつものメンタルではなかったというのが顔に出ていたと思います。因縁のネリ、本人の思いは別にして詰めかけた日本人の思いとしては圧倒的に身も心もボコボコにして欲しい願望があったと思います(笑)。そして東京ドームというマッチメイクには日本ボクシング史上最大のマネーが動いてます。とりを締めくくる存在としては全てのユーザーニーズを満たすファイトをしなければという本人が否定はしても気概はあったでしょう。なので普段はしない煽りがあった。絶対に盛り上げなくちゃいけない、そんなメンタル面での違和感を感じましたね。布袋は悪くない(笑)。これは内面の問題で空間を歪める要素となった

始まってみればやはり乱暴だった。そして身体が堅かった。筋肉がリラックスしていないのでスピードも普段からすると遅かったように感じました。で、問題のサプライズですが、この時絶対王者が崩れるのは内山高志さんがコラレスにやられた時のようにこんな感じなのかなと悪夢が蘇りました。井上尚弥もやっぱり人間だったんだと思い知らされた瞬間だった。ビデオを見ればこっちの思惑とは反対に本人はいたって冷静でしたけど。

2R以降は通常運転で全く触れさせず打ち込めていたので時間の問題だった。にしてもネリはよく戦ったと思います。あの井上尚弥からカウンター取ろうと前に出る戦略は今まで誰もとってこなかった姿勢ですから。ちょっとやっぱり頭の中身がぶっ飛んでます。あ、ドネアもそうでした。

この試合観て思うのは・・・亀田史郎さん、良く聞いて下さい。と言いたいのは「失うものが何もないネリが捨て身で来たらネリが勝つ」というのはちょっと違う。減量失敗して体調不良だったり、メンタルが原因でいつも通りの動きが出来なかったり、自分のパンチで拳を痛めたり、バッティングで流血したり、という条件が重なれば負けるかもしれないという話。技術、ボクシングIQ、スピードもパンチ力、耐久力もそうですが、レベルの差が圧倒していた。8角形くらいのパワーチャートが互角でないと太刀打ちできないというのが特に2R以降は証明できたかなと思います。もちろん根性はとても重要ですが試合となるとあらゆるものが絡み合いますからそう単純ではないと。

次戦はサム・グッドマン。いい試合を期待したいです。例えばこの選手も例えば上の階級のフィゲロア選手もそうだと思いますが井上選手に対しては一定のリスペクトがあるような言動があるので試合が決まったとしても侮辱ともとれる変なパフォーマンスをしない、そんな紳士的な姿勢があると思います。この前のガルシアがいい例ですけど変なエンタメ性がどんどんエスカレートしていると思います。もう当事者が言うしかない。言えるのは井上選手だけなんですよ。

「みんな試合前は俺が最高だとか、病院送りにするのは間違いないとか言いたいこと言ってくれてますけど、勝ってから言えと言いたいですね。相手へのリスペクトがあってスポーツだと思うし僕はいつもそう思って戦ってきた。ボクシングを貶める自傷行為だと僕は感じていて、どんどん薄っぺらくなっていく危機的な状況ではないかと思いますね。エンターテインメントはリングの上で表現すればいいだけの事ですから」と、言って欲しいなあ。

 

 

 

おしまい

連理とは?

GWも今日で終わり。明日からは通常運転が始まると思いますが、みなさんGW疲れ無きようしっかりと体調整えて明日をお迎えになって下さい。とはいえ今夜は滋賀県民なら因縁のルイス・ネリが東京ドームに登場しますからゆっくりとしている場合じゃないかもしれませんが。黄砂かpm2.5か知りませんが疲れた体には毒ですので気を付けて下さい。抵抗力落ちてるとまだまだコロナもありますしね。

さて、このGWついにオステリア・ラ・チチェルキアさんに行って来ました。オステリアとはイタリア語で居酒屋のようなもんでトラットリアとほぼ同じ意味かと思います。しかもここは日本でマルケ料理専門店の先駆けってことでイタリアはマルケ州からも感謝状が届いている、そんなお店です。詳しくは下記をお読み下さい。とても優秀な記事だと思います。

大阪で唯一、イタリアのマルケ料理が堪能できる店 オステリア・ラ・チチェルキア | 中之島の地域情報サイト「中之島スタイル.com」(Nakanoshima-Style.com)~中之島の気になるお店やイベント、ビル情報をご紹介!

料理人の独創性が光る。唯一無二の店!Part9 オステリア ラ チチェルキア 17年4月号 – 料理王国 (cuisine-kingdom.com)

このお店は知り合いの方から何年も前から教えて頂いていたのだけれどなかなか予定が合わなく断念していたお店だったんです。お店については記事の方がはるかに詳しく書かれていますので参照して頂きたいんですが、やはり僕が興味があるのはオーナーの職業に対する向き合い方なんですね。これは異業種の僕らにも完全に通じる共通のキーワードというかまあなんというかそんなもんがあります(笑)。お店や会社を始める目的、またはその職業を選ぶ目的とは何か、というか目的を得るための手段と言えばいいでしょうか?これこそが最大のポイントになると僕は思っています。もちろん、それらがあってもなくても成功するとは限らないんですが、その場合、成功とは何かという問題にも行き当たります。禅問答のようですが論理的に説明できるんですよ、これは。ただし、賛同できるかどうかは個人の持ってる世界観によって別問題なんですが。

オーナーシェフは連(ムラジ)久美子さん、おっとり見えても信念と理念は頑丈です。そう、とても論理的です。やるからには理由がある。理(ことわり)の方なんですね。で、連理草=チチェルキア、豆の名前です。名前の付け方にもそれが滲んでいます。

ファストフードの反対がスローフードですが、昔から人々はその地域のものを時間をかけて調理し食してきました。もちろん、添加物や保存料なしに。それが各々の家庭料理として確立してきたんですね。マルケの家庭料理「これ味付けは塩だけであとは野菜の旨味やな」とか、とにかく優しい味。それとマルケのワインは最高だが何より空間が何とも言えない居心地の良さがある。これを提供できるのはなかなか難しいと思います。一度お試しあれ。

@osteria.la.cicerchia • Instagram写真と動画

 

 

 

おしまい