あの星はエリカの星。本当にくだらない話。

 ラサール石井氏が「政府が問題を起こすと芸能人が逮捕される」注1という旨をツイッターで発進したのを受け堀江貴文氏が「こいつ頭にウジ沸いてんな」と発し、百田尚樹氏は「安倍政権にそんな力があればとっくにあんたらが逮捕されてるよ」とツイート。つるの剛士氏は「くだらないことに時間を使ってないで」注2と投稿すれば元総務大臣の原口一博氏注3はとあるタレントごときに言われなくともちゃんとやっとるわいとキレた。沢尻エリカ注4は正真正銘のトラブルメーカーであると同時に強力な影響力を持つ星の下に生まれている人だと言えるだろう。田代まさし氏にはそんな影響力はない。

注1・・・中国なら本当に逮捕されています。だから香港では祖国がそんな国になって欲しくないので反対デモを起こしています。チベットやウイグルでは拷問、監禁、女性にはレイプ、収容施設まであり、収容所内では虐殺まであります。軍事力に乏しい平和的なこれらの国々は蹂躙され征服されるしかなく、出来る事と言えば抗議の焼身自殺まで。一人立ち上がるとその家族は全員収容所、監禁生活、だからこそ声があげられない。中国共産党はそういう組織である(なぜかといえば前回の文章を参照してください。より詳しく書いています)。ラサール出身ならそれくらいのことは知っておいて欲しいものである。

注2・・・日本の国家予算は100兆円です。桜を見る会の予算計上額は約5000万円。たった0.00005%ですから国家予算的には些細小さい問題です。ですが、一般庶民にとって5000万円は大金ですよね。しかし目先の5000万円にこだわっていたおかげで20年後に中国共産党に乗っ取られることを考えれば子だくさんのつるのさんの子供たちの未来を考えれば当然くだらない話である。国会1日で3億円の税金がかかっています。3日で約10億。モリカケでは1年間国会が空転しましたが、特区という制度を理解している人ならば最初から分かっていた通りに得られた結果はゼロです。特区制度を知っている勉強家のつるの剛士さんはこのバカバカしさをいい加減にして欲しいと思うのは当然です。それはさておきフェアに言うと桜を見る会は政治資金規正法と公職選挙法違反であるというのが本筋です。早速追求した野党にブーメランが返ってきているようですがアホな議員やワイドショーは無視して、こんなことは60年前からけしからん慣例で止めなくていいけど全額参加者負担にすれば解決しそうだがどうだろう。財政の事を言いたいなら今こそマイナス金利と国債発行を利用して利回りを活用するという議論をした方が数学的正解で政府が理論戦で確実に負ける嫌なところなのにしない。知識がないから出来ないのだ。これで騒ぐ野党はほんと無能であるし、それを支持する人ははっきり言って頭が悪い。安倍政権を批判するならここなのだ。増税に対応していない経済政策と教育問題と香港に対する姿勢を批判せよ。

注3・・・佐賀県選出衆議院議員。国民民主党国対委員長。相当にウジが沸いている森ゆうこ議員の記者会見に出席した際、それを報道したあるニュース番組の視聴者から「佐賀県民です。国民の皆様、今回はうちの原口がご迷惑をかけ誠に申し訳ございませんでした。こんな恥知らずな政治家を当選させてしまったことに佐賀県民全員に成り代わりまして謝罪を申し上げたいと思います。善良な国民のみなさまどうもすいませんでした。」とのメールが紹介されスタジオから失笑されるという場面があった。国民民主党の玉木代表はこの記者会見が行われることも知らなかったそうで国民民主のガバナンスの稚拙さを物語る一例である。とはいえ支持者がいないので何の問題もないのだが。佐賀県の皆様。次回の選挙はしっかりして下さいね。新潟も(滋賀も他人のことは言えないが)。

注4・・・映画「パッチギ」で初主演。記憶が定かではないが、「パッチギ」監督の井筒和幸氏は特定秘密保護法が可決されると映画も作れなくなると仰ったが実際作れなくなりましたか?左翼主義者はヒステリックな論理破綻者ばかりである。今の韓国そのものでもある。いまやYoutube見ている小学生の方が知識が高い。低能な大人たちが子供たちの未来を暗くしていることにいい加減気付けと。とはいえ「ヘルタースケルター」はいい映画である。狂気。新井浩文もそうだけど表現者の中にはこんな人材も必要なのだと誤解を恐れず言っておこう。もし100年後にMDMAが合法化されていたとしてもそれは今現在は法治国家の一員として守らなければいけないのは言うまでもない。

 

 

おしまい。

香港の核心は私たちこそ知るべきである。

 忘れないように書いておこう。ここは情報保管庫でもある。未来への提言となりえるかもしれないし、あるいは未来への予測が当たっているのかも検証できる。前々回述べたウイグル問題に続いて香港デモで死者が出たことについて書いておく。その前に日本の学者で令和について元号法は政教分離に反するので西暦に統一しないと憲法違反である、とTVで発言していたのだが西暦はキリスト教に準じるのでまさしく宗教的である。こんな稚拙な言論が許されるほどこの国は言論の自由があるとともに学者のレベルが低くとも許されているのはまさしく人権が保障されている平和主義であるといえる。多くの大学教授の程度がいかに低俗であるのはそれはそれで情けないのだが。

 中国の精華大学は世界の大学ランキング22位でアジアトップの最高学府である。許章潤。法学院教授でありその精華大学の法治と人権研究センター主任でもあり中国全国十大傑出青年法学家として表彰も受けた彼は政府により停職処分となる。ネットで発表した「我らの目下の恐懼と期待」が原因とされている。その内容を列挙してみよう。

◇4つの超えてはいけない一線

1 基本的治安の維持 2 私有財産の尊重 3 市民生活の尊重 4 政治の任期制度

◇8つの不安

1 私有財産権は守られるのか 2 政治優先で経済は放棄するのか 3 階級闘争が始まるのか 4 米国などと揉めて鎖国時代に突入するのか 5 対外援助のやりすぎで国民を苦しめるのか 6 思想改革を始めるのか 7 軍拡をすすめ戦争を行うのか 8 改革開放を終わらせるのか

◇8つの期待と提言

1 ばらまき外交の停止 2 主要外交の派手な浪費の停止 3 長老の利権特権の廃止 4 公務員に対する特別供給制度の廃止 5 公務員の資産公開制度の実施 6 個人崇拝キャンペーンにブレーキを 7 国家出席任期の回復 8 天安門事件の再評価

「近未来、各所で起きている各種の「神格化運動」「領袖崇拝」は反現代的で潮流に逆らい常軌を逸しており、恥知らずで、見るに堪えない。やりすぎで、あまりにひどく、過ぎたるは及ばざるがごとしで、ただ我々をびくびくと死を恐れる苛烈な社会に引き戻すだけだろう」と激しい口調で糾弾し締めくくっている。当然、習近平についてだ。

 その後も政策批判、習近平批判をして停職、解職になった者は後を絶たない。このようなアカデミズムへの糾弾は何を意味しているのかというと共産党権力を維持するための若者への洗脳教育が基本にある。これら教授の解雇や停職は教えている学生の密告によるのが多く、文革も天安門も知らない学生は簡単に洗脳され、もはや中国のアカデミズムは地に落ちているといえる。重慶師範大学副教授、唐雲は魯迅研究の授業で「国家の名誉を傷つける発言をした」と教え子に密告され処分された。中国社会の病理の一つとして中国人の愚かさを風刺するのが魯迅の作風なのだから文学的解釈として中国政府に対しネガティブな発言になるのは当たり前なのだが、洗脳された学生にはそんなことも解らないほどもはや何が悪いのか正しいのかも判断がつかないのである。あくまで一例ではある。だがアカデミズムは浸食されているのは紛れない事実ではある。

 一方では台湾に留学した李家宝は「習近平が憲法改正し皇帝を名乗るようになってから辛亥革命以前より暗黒になった」とツイッターに投稿。英BBCの取材に対し「共産党はずっと台湾を矮小化し民主主義や自由を恐ろしいものと宣伝しているが、台湾に来てから彼らの言っていることが全部嘘だとわかった」と語った。本国の大学で愛国洗脳教育をうけた学生も一歩外に出て、学問や言論の自由な空気に触れれば中国のおかしさに気づく場合もある。その後李家宝は取り調べを受け、家族との連絡が取れなくなる。ちなみに家族を人質にとるのは共産主義の常套手段であり驚くべきことではない。その人質の殺害まであるのが共産主義だ。これも驚くべきことでは全くなく前例はいくらでもある。なぜそんな非道なことが平気で出来るのか。民衆は共産党のピラミッドの上層部が裕福に暮らせる為だけの道具に過ぎないからであり、人権という意味すら与えられていないからである。これがスターリンから変わらぬ不変の事実であると共に日本共産党にも同じことが実は言えるのである。まあ、こちらの方は共産主義ごっこではある、と離党した筆坂秀世氏が同様の発言をしていたように記憶する。

 このようなことは人道的に社会的に断じて許されないことだと声を上げているのが香港の若者たちである。2047年の完全返還には生きていないかもしれないからなのか高齢者の関心は薄いようだ。だから若者なのである。

 これを若者の政治や社会に対するガス抜きも必要なんじゃないかといったとぼけ切った発言をするテレ朝の玉川徹氏は常軌を逸したとんでもないアホだし、それで番組構成を成り立たせている「羽鳥慎一モーニングショー」の質の悪さとテレ朝のスキルの低さには閉口である。こんな深刻で世界の趨勢も見ずに恥知らずの番組が情報弱者を食い物にしているのは何度も言っているが許されない行為であると同時にやはり真実を視る眼力は必要だという事。それがないと簡単に騙されるからだ。ここだけ切り取れば問題発言になるだろうが誤解恐れず言うと真実はこうだ。頭の悪い人は頭の良い人に利用されるという現状は少なからずに存在する。メディアは経営上の自己防衛の為にそこに加担するな。詐欺師の片棒をかつぐな。そこに正義はないのか。こう言うべきなのだ。

 今こそ世界は香港を支援すべきである!傍観するなと。

 とはいえ、中国とあれだけの貿易戦争と言われるだけの対立を仕掛けた米国が、なぜ圧勝できる人権について中国との対立構造を打ち立てないのか。ここをやると本当の共産党の追い込みになり戦争に踏み込まざるを得ないというリスクがほぼ決定的というのが理由だろう。そうなれば米中貿易戦争と言われる裏の真の戦争、技術窃盗とサイバーアタックによる戦争では米国の敗戦が確定的だからだと考えるのが筋だ。米政府はすでに当てに出来ないとなるとどうすればいいのだろうかという事を民衆は知るべきである。解決策は政府以外が世界を動かす事にしか解は無いように私は思う。まずは世界中の人たちがこのことを知るべきだが、世界では今日一日を生きるのも精一杯という人たちの方が圧倒的多数で知る由もない。これは人間がどこへ向かおうとしているのかという生物学的瞬間と人道的正義の判断基準の定義確定に直面しているのである。この世界の窮地と言える瞬間を桜を見る会等のどうでもいい件で国会の時間を費やすのはまさしく国会開催1日当たり3億円と言われる税金の無駄遣いであり、世界における平和主義と立憲主義の責任の欠片もなく、愚か者で恥知らず極まりない事として猛省すべき行為である。とはいえ代議制を取っている我が国はそもそもこんな馬鹿者どもを当選させている我々にこそ責任があることを知っておきたい。つまり、そして、またしてもここでも諸悪の根源は教育制度というふうに繋がるのである。

 いつか陳浩天(アンディ・チャン)についても詳しく触れてみたい。

 

 

おしまい。