平成も終わったことだし、そろそろ真面目にいっしょに考えませんか?

 これは確か4月18日の虎の門ニュースでの放送を切り取ったものである。ビ-トたけしさんのコメント一色だった翌日の報道でどこのメディアも取り上げなかったスピーチ。それはなぜなのか?そんなに長くない動画なので、まずは観て頂きたい。

ここでの有本香さんは控えめな発言だった。だが4月30日のニッポン放送、飯田浩司のOK!Cozy up!ではもう少し朝日や毎日新聞を批判していた(あきれていた)。

簡単にいうと、世界はひとつ人類はみな兄弟、だから韓国や中国とも仲良くしなくちゃ駄目だというのが主義の彼らだが、この宮崎真優さんのスピーチは天皇陛下のご存在こそが素晴らしい日本を成立させている、このような素晴らしい国は他にはない旨と言っているからこそ無視を決め込んだ。このようなまっとうなスピーチは左翼思想には毒である、改心の危険を伴う、思考の契機になる、自虐史観から脱却させる危険なスピーチだからだ。日本は酷い国である必要が彼らにはあるのだ。日本はずっと謝罪していなければいけない。なぜか?それが彼らの飯の種だからだ。当然、諸外国からは資金と人材が潜入させられ、巧妙に工作されている。メディアと政治家と学者であり、その最高峰が東京大学法学部というのが、あんたら頭いいくせになんで?という困った問題なのだ。いい加減にして頂きたいものである。注1こんなものを飯の種にするんじゃねえよ(恣意的にしているのは商売の一環だから仕方がない。だが、しているつもりでは毛頭ない人もいてこの方々は救いようがない注2)。

朝日新聞と毎日新聞が購買層の高齢化により部数が減少し、廃刊になれば令和の未来はより輝くだろう。注3

 

 

おしまい。

 

注1 ・・・ 最近の東大はそれだけじゃなく、良心的な生徒が多く、今までになくこの困った仕組みを替えないといけないと真剣に勉強している生徒が増えている、らしい。東大は日本一革新的ではある。だがやはり学生闘争時の共産主義の生き残りとかそのような文化が残っているのが邪魔になっていると思われる。特に経済学部はマルクスだと言うが嘘であろう。本当だとしたら狂い過ぎている。

注2 ・・・ 後者にはまず木村草太氏が思い浮かびました。東大法学部卒である。

注3 ・・・ これを読んだ朝日や毎日の社員の方へ。反論や異論があれば裁判所に訴えて下さい。ぜひお願い致します。

これは一体なんだ?

 久々の機内はこの時期修学旅行と重なっていて活気があった。僕の真後ろからはほとんど中学生の大群で占められていた。みんな楽しそうで僕はこういう光景は好きだ。空港内でも様々な中学校(高校にしては幼すぎる)が縦列で停滞していてたまに通路が塞がれることもあるがそれも仕方なく微笑ましいと思っている。僕の座席の前には30代であろうお母さんと4歳の男の子、3歳の男の子の3人が座っている。4歳の男の子といっても5歳にしては少し幼いかなという程度で5歳かも知れない。3歳の子はまだ2歳になったばかりのように幼く見えた。僕はこの辺りの年齢はさっぱり解らない。でもこの子たちは気圧が変わるのが大丈夫かな、こんなに小さいのに飛行機乗せてもらっていいなとも思った。僕が初めて飛行機に乗ったのは22歳の時だった。座席と座席の間から見えるお兄ちゃんの顔は無垢だ。かわいい子だ。窓の外、離陸して晴れた青い空と雲の上を飛んでいる頃、お兄ちゃんは窓の外を興味深く覗いている。空を飛んでいることは理解しているのだろう。弟の方は解っていないように思う。それほどに幼い。でも兄弟喧嘩を始めるでなく、母親に叱られることなくおとなしく座っている。二人ともとても行儀がいい。気圧変化で僕が唾を飲み込んだ時も泣き出すことなく普通にしていたので問題は無かったのだろう。特に弟君には感心だ。普通泣き出すよ。

 ほどなく目的地に到着し中学生たちがざわつく中、ギリギリまで読んでいた本を仕舞おうと前の座席の下に突っ込んでいた青い革リュックを取り出して本を片付けた。幸い真後ろで待機している中学生軍団も動き出してはいない。そしてその時なぜか違和感を感じてリュックを見直した。なにかリュックの全体を通じて表面に濡れた跡がある。ここでついた跡なのか、なんらかの僕の過失で機上前についた跡なのか、それだったら今着ている服は大丈夫なのか。確認する為に床を右手の中指で触れてみた。ねっとりと濡れている。水ではない。粘りがある。もう一度触る。粘着性はやはりあり乾きかけでもある。匂いは・・・、ワインの香りと一口飲んだだけでほぼ産地を当てることができる僕の鼻と舌である。アップルジュースで間違いない。確かにそういえばCAさんが提供していたジュースはアップル一択であった。一言だけ言わせて頂きますとこの件は自慢して言う程の事ではないってことは自覚しておりますので頭は大丈夫です。

 全体的にベトベトになっていてどうしようもないカバンは何とかしなくちゃいけないのでCAの方に向かって手を挙げた。ビジネスクラスでは当然ないけれど後方地帯は中学生に占領されているので僕もほどなく前方に追いやられていた。声を出せば会話できる距離ではあったが手を挙げた。全員がもう立っている状態だが歩き出してはいないその時、別の若いCAが代わりに僕の席にどうされましたかと近づいて来た。

 これ見て下さい。濡れている。そして床も濡れている。すいませんが何か拭くものはないでしょうか。

 ああ、濡れていますね、本当に申し訳ございません。

ごく普通の受け答えのあと、僕の所に来た若いCAはその僕が手を上げて合図を送ったCAに報告に行ったのだ。報告もいいけど早くタオルかなんか持って来いやと思っていると、ぼちぼち停滞していた人達がが動き出した。そしてあろうことかチーフらしきCAが僕の前に座っていた家族をつかまえた。想定すべき最も嫌な予感がした。二人の男の子たちには少し離れた所に父親がいた。4人家族だった。父親と母親は何度か頭をさげ、それから僕の所まできてまた頭をさげて云われた。子供がジュースこぼしましてすいませんでしたと。

 いえいえ。まったく気にしてませんので、お気になさらないで下さい。ただタオルを貸して欲しいってだけです。気にしていません。それでは良い旅を。

 そういってる間にCAが本当にすいませんでしたとウエットタオルをいくつか持ってやってきた。

 いや、いや、いや。僕はそんな事を言いたいんじゃない。そもそも前の子供がジュースをこぼしたとか知る必要もない。拭くものを持って来て欲しいと言っただけで謝罪なんか求めてもいない。そもそも子供が飲み物をこぼすくらいは当たり前。そんなことでいちいち文句をいう程心が狭いわけではない。そんなバカでもない。ただ濡れていてベトベトだから拭くものを貸して欲しいと言っただけだ。にも拘らずあなたの会社はまず責任回避の行動に出た。これが企業としていち客室乗務員の態度としてどうなんだってことなんだよ。これではあの家族には僕はクレーマーに見えてしまったじゃないか。拭きながら一緒に拭いてくれている若いCAに言った。

 彼女は一生懸命拭いてくれながら配慮が足りずにすいませんでしたと何度も謝ってくれた。後ろに待機している中学生の目には絶対にただのクレーマーにしか見えなかっただろう。それほどに謝ってくれたがそんなのは望んでいない事だ。ちなみに僕を境にして渋滞が発生していたのは言うまでもない。

 さらに・・・、

 だいたいね、毎日TVやSNSで誰かが必ず不祥事や事件で叩かれている。子供社会にはいじめ、大人社会には同調圧力と差別、いがみあい、批判。そんなに叩いて意味あると思う?頭おかしいんじゃないの?そんな空気で満ちていると思わん?俺は謝罪させたいから言ったんじゃないのはもう解ってくれてるとは思う、この国を包むこの空気感こそがこの企業をも狂わせていると思うよ。会社の責任回避なんてもってのほか。叩かれるのを回避する行動なんかサービス業としてありえない。これも時代の流れではなんて言葉で済ましてはいけない。人々の心が荒んでいるから社会の空気が澱んでいてこんなバカなことがごく普通に起こるんだ。この国の現状は変な方向に進んでいるよ。これはフ〇テレビのバイ〇ングの影響が大きいとみる、坂〇忍の責任は大きいよ。お昼休みが腐る。君はどう思う?と言いたかったが我慢した。

 歩き出し、前述のチーフらしきCAの所に来たとき「この対応は会社として間違ってると思います、事例として社内で問題提起して下さい」とだけ言った。また「申し訳ございませんでした」と頭を下げられた。中学生から見たら僕は最悪のオッサンにしか見えなかったに違いない。

 空港内を出口に向かって歩いている。僕のたくさんある才能の一つとして先ほど述べた臭覚の他に極度の方向音痴というのがあり、僕は空港内をモノレールを探して彷徨っていた。歩いているとあろうことか目の前に現れたのは先程のご家族である。母親にはまた頭を下げられた。あんたも謝んなさいとお兄ちゃんも一緒に。

 いえ、いえ、いえ、違う、違う。完全に誤解されていますからご説明させて頂きますけど、子供は悪さするのが仕事みたいなもんです。ましてやジュースをこぼすなんて当たり前でそんなもの笑って早よ拭きな、ですよ。僕は航空会社の対応がおかしいと言っただけで皆さんに対してはなんにも思っていません。むしろほがらかで羨ましいなと思ったぐらいです。ですからお気になさらないで下さい。これ以上頭を下げないで下さい。頭を下げるのは間違っています。ともかくお気になさらず楽しい良い旅でありますことを祈っています。といって別れた。

 しかしよく考えてみた。離陸する時、後ろの中学生はかなりうるさかった。はしゃぎまくっていた時、こいつらうるさいなと思う自分がいて、いやいや、笑顔だ、無理に口角を上げた瞬間だった。CAに手を挙げた時の僕の顔がムッとしていたのかも知れないと思った。全然ムッともしていなかったが僕の顔にも責任がある可能性がある。

 

 

おしまい。

優子の部屋。

優子の部屋。政策カフェで立ち上がりました新たなコーナーですが、タイトルもともかく内容自体も新しくもなんともないですが、あの〇〇にここまで踏み込んだ報道番組注1、新聞社があったのでしょうかという素晴らしい内容になっております。ぜひともですね、ご参考にして頂ければと思いご紹介させて頂きます。特に若い頃お世話になりました大阪の特に大阪市、堺市の友人や後輩たちに観て頂いたうえでクロス選挙の参考にして頂ければとこの動画を心から捧げます。冒頭から18分まで、さらにそこから28分までが貴重です。はっきりいって僕も言葉を選ばないと当店のお客様をも失う事になりかねない投稿ですが、純粋に真実を突きつめたいという企画なのでご理解くださいませ。その上で議論の材料にして頂ければと思います。異論反論こそ議論の始まりで望ましいです。

いかがでしたか?自分が西田優子さんになったつもりで観て頂ければ若い方や関心のない方でもより解りやすいと思われます。

論理的には。

自民党もやりたくない、税金のプロ、税理士団体がのきなみ反対している軽減税率導入は公明党注2の選挙公約である → 公明党を味方にしないと憲法改正の発議が出来ない → 軽減税率は増税しないと出来ない → 増税しないと自民党結成以来の悲願、憲法改正が出来ない、という事になります。

数式風にすると、軽減税率導入政策 = 憲法改正への入り口

という滅茶苦茶な結論が浮き彫りになったというこではないでしょうか?政治ってほんとにめんどくさいですね。

それと大阪維新の会は簡潔に言って今まで経費の削減、無駄を無くすために立ち上げられた党です(多すぎる議員の数を減らす為に出来たと言っても過言ではない党なのだ)。つまりいろんな部署をまとめたり(有名どころでは地下鉄とか)公務員や議員の給料を下げたり、公務員や議員にとっては何してくれんねんという厄介で嫌な奴らなんですね。今回の選挙はそれに反対する大阪自民はあの共産党や立憲民主注3とも手を組んで厄介な維新を潰そうとしているというですね、いろんな理由をつけて、学者なんかも参加させて、自分たちの権益を守る戦いになっているという構図です(当然、学者には学者の守るべき既得権益がある、主に助成金、学閥による公共事業の支配など)。自分たちの税金がダラダラと無駄なもんに浪費され続けているという構図を理解して選挙に挑んで頂きたいなと思います。それの方がいいというのも意見の一つとして僕は尊重しますけど、辻本清美さんには全く賛成できません(笑)。

とはいえ、そもそも自分たちの既得権益を守るために政局が別れているというのはおかしいだろと。とっとと都構想なんかやっちまえばいいのにというのが私の意見ですが、その為に何人かの議員は無職になり、高額報酬は減らされるでしょう。中にはそれで住宅ローンも払えなくなる議員も出てくるでしょう。そら反対しますわな。でもね、そんなしょうもないことをいう人は政治家になってはいけないのです。政治家は自分を犠牲にして世の中が良くなるように尽くす人以外はなってはいけないのです。

簡潔に言うと。

大阪都構想の住民投票というのは・・・

既得権益が嫌いな維新 VS 議員報酬、その他の権力を守りたいその他の議員の勢力

という事になります。住民の生活を良くするという本来の目的はどうでもよく、論点が大きくずれています。ここをご理解して頂いて選挙に行って下さいね。善良な大阪の皆様方。僕の後輩たち、解りましたか?

 

おまけ → 原英史さん、頑張ってください。

 

おしまい。

 

 

注1   報道すると街宣車に囲まれるのを嫌って報道しないと言われている。大した正義である。

注2   共産党を非合法化したいという話はちょくちょく出るが公明党はどうなのだ?創価学会、特に会員の皆さんに問題は無い。宗教は自由だからだ。だが党に問題がある。なぜ金を配って公職選挙法で無罪になるのか謎である。宗教問題は日本のタブーの1つである。ちなみに私は仏教、キリスト教はもとよりイスラム教やマニ教、ゾロアスター教も学んだつもりで好きだが、無宗教の不届き者である。

注3   超大物・・・京都の福山哲郎と思われる。 ・・・。

 

 

 

 

デュッセルドルフにて。

 インマーマン通りを歩いていくと随所に漢字の看板があり、赤提灯、居酒屋、串カツ屋、ラーメン屋などここは果たして異国なのかと疑ってしまう光景を目にする。ホテルニッコー。今は経営は直営ではないものの日本人スタッフも常駐、日本食レストランも当然ある。ここはれっきとした日本人街となっている。500以上の日本企業が進出し、約5000人の日本人が住むこの街はドイツはおろかヨーロッパ圏内でも特別な街である。当然、経済においても文化においても重要な場所として位置するのだろう。

 と、ここまで書いておいて私が現在この街を訪れている訳ではない。もちろんここも含めてヨーロッパ圏など行ったこともない。つい最近訪れた人から聞いた話を書きたい(笑)。

 この街に住む日本人が口をそろえて言うのは「子供を育てるのに本当に適している環境」ということらしい。この街に赴任する日本人は日系企業を含め日本の企業、なかにはイギリスからこの時期早々と撤退し拠点を移した企業も結構あるという情報もあるが、比較的若い夫妻が多いという。こちらで子供が生まれ、幼児期の育児を体験している中で異国ゆえの困難さもあることだろうが、全く逆らしい。どういうことかというと例えばベビーカーに子供を乗せて近所のスーパーまで買い出しに行く際にすれ違うデュッセルドルフに住むドイツ人または大人たちは老若男女関係なくほのぼのとした笑顔で微笑み返してくれる。例えばバスや電車に子供と一緒に乗っている際、もしも子供が急に泣き出したとしてもみんなニコニコし、それは老夫婦であろうが高校生のカップルらしき人達であろうが全く同じ反応だという。子供が泣くのはほほえましい事だという事で当たり前の文化という事なのだろう。

 一方、日本ではどうだろうか。公共の乗り物の中では子供が泣いたりしていると「なんだよ早く黙らせろよ」とか「公共の場で子供を黙らせるのは親の責任だろ」とか中には口に出して怒鳴る人もいるだろうが、口には出さずとも苦虫を噛み潰したような顔をしている人は多いと思う。実際、そのような場所で子供に泣かれて困った主婦の方もいるのではないでしょうか。私は困惑しながら子供をなだめようと必死の表情であやしている母親の姿をたくさん見てきた。周囲はストレスが溜まっているのだろうか子供に対する大らかさはそこにはない。公共の場で静かに目的地に向かう権利は「憲法で定められている基本的人権だ!」とでもいいかねない奴もなかにはいそうで恐ろしい。狂気。そこまでとは言わないがデュッセルドルフよりストレスが多いのは間違いがないだろう。もちろん全員がそうではないのが救いだが、この空気。なぜこんなになったのか。

 こうのような空気が生んでいるのではないだろうか。DV、虐待、いじめをはじめとする痛ましい特に子供に関する事件の数々。私に出来ることは無いのだろうか真剣に考えてみたい。

 なぜこんなことになっているのかというのは長くなるので別で語ることにする。ところで将棋は王(玉)を獲る、守るゲームである注1。私たちにとっての王とは何か。普通に考えると一番偉い人という事になるかも知れないが私はそうは思わない。王=子供たち=「本当に守らなければならないもの」だということを今の子供たちには小学校の時より授業で教えて、その子たちが大人になった時にもそれが最も大切な事として心に刻まれているようにすれば、殺伐とした空気を無くすことができるのではないかと考えるこの頃である。テストで高得点を獲る為の授業はほどほどにして「わたしたちは何者なのか?」という哲学では全くなくて、生物学であり、歴史学であり、数学であり、国語や地政学注2の基礎的な「私たちの土台を考える」という授業を早急に始めないといけない時代に来ているのだと予告しておこう。

 

おしまい。

 

注1   NARUTOの受け売りではないです(笑)。でも漫画でも諭しているのに困ったもんですね。

注2   他の教科の先生方ごめん。こういう事を書くから教師のお客様を失う事になる。悪意はないので今後ともよろしくお願い致します。

投票の意味と本質を考えてみよう。

本日は沖縄の辺野古移設に対する県民投票の日なのだが。

読売新聞の一面はこれだった。

で、このニュースが掲載されたのが2面のこれだけ。

いい感じの小さな扱いだ。

イギリスからホンダが撤退を発表した。イギリス工場3500人の従業員は全員職を失い、下請け関連企業の従業員はその2~3倍の職を失うと報道されている。元々欧州ではトヨタも日産もホンダも苦戦しているのが現実だ注1。これだと工場閉鎖して日本産を輸出した方が儲かるという訳である。トルコ工場も閉鎖を検討しているのも当然と言えるだろう。それが欧州経済の世界からの将来展望、烙印なのだ。EUはかなりやばい状態である(リーダーのドイツが超絶ヤバい状態だからこそこうなった)。そのEUからイギリスが離脱するという事でイギリスはここ200年で最高に最悪な危険な状態に突入するだろう。これは僕でも予想していたほど簡単で、普通に起こっているに過ぎない。それをあろうことか国民投票でEU離脱を決したのだ。いや確かに移民問題はあったにせよだが最悪の回避という点で危機管理が甘かった。

これが民主主義である。素晴らしいではないか。あきらかに間違いだと思っていても大多数で決まったことには自分の意思と関係なく従うという組織論、民主制。こんな例はどうだろう。

赤い眼の種族が8割、青い眼の種族が2割の国があるとしよう。ある日総理か大統領(赤い眼の人)が税を赤い眼だけ減税すると決めたとする。こんなものは不平等で平和的ではないが多数決取ればほとんど赤い眼が勝つという理不尽な結果になるのが社会学である。理不尽な事でも多数決でいったん決まれば従わなければいけないのが民主主義の限界と僕は呼んでいる。こんなもの(民主主義)はここ100年の決定システムの流行に過ぎない。これがいちばん素晴らしいと唱えているのは視野が狭いと言わざるをえない。

EU離脱は地獄行の切符だと解ってはいたが、離脱と決定した。国民の総意だから仕方がない。とはいえ、その後の英国内最大手新聞の調査ではその投票を愚かだった、後悔していると答えたのが大多数という結果は問題だ。つまりその時の感情に大きく左右させられたが、冷静に考えてみるととても間違っていたという事だった。当然その時、離脱を煽った勢力がいるのは言うまでもない。離脱した方が利益が出ると思っていた、または実際に利益を得た組織的な勢力である。メディアを利用して行うのはここ100年の流行であるというのも付け加えておくが、今後はネットとサイバーアタックに変って行くことも追加しておこう(だからこそ5G市場から中国を追い出すのである)。

沖縄の県民投票ほど愚かな投票は無い。普天間の危険を一切除去もせず、辺野古移設にだけ反対している翁長知事以降の県政も相当に性質が悪い。

しかもこの投票にそもそも反対していた5市も実際は、反対派の嫌がらせ他に耐えきれず参加表明したのが実情だ。これはまったく報道されていない注2。英国、沖縄、どちらもこれら民主主義を主張、活用する勢力、に投票を支配された格好になっている。それはリベラルを自称する人達だ。日本でも左翼と呼ばれる存在だが、世界と日本では性格が大きく異なる注3。私はどちらかというとリベラルだがリアリストである。リアリストからすると左翼思想が夢物語に過ぎないと断じることができ、とんでもない不幸を招いている実例、実害は世界中のいたるところでとても多い事だけは言っておかねばならない。沖縄から米軍がいなくなると地獄が始まるという予言もまたしておく。

 

 

おしまい

 

注1  ヨーロッパ諸国の街で見かける日本車は圧倒的にマツダ車である。それはさておきホンダのイギリス撤退には3つの大きな理由が在る。一つはイギリスのEU離脱ならイギリスからEU向けの自動車輸出に10%の関税がかかる。二つ目は日本とEUが結んだEPA、経済連携協定である。これにより日本からEUに輸出する自動車は8年後には関税0%になる。3つ目は日本の3大メーカーにしてヨーロッパ商圏は世界から見て極々小さくなっている。以上の事からホンダ以外のメーカーも自動車産業以外のメーカーも事業縮小を検討している。一つの工場が無くなるとその周りに出来た住宅地、スーパーや小売店も丸ごと消滅の危機に瀕しイギリス政府の手腕やいかに、という訳になる。

注2  報道しない自由であるという。報道機関の正義はいかに。そもそも県民投票の新聞広告、ハガキで来る投票券にも意図的に工作がされていると言わざるを得ない文体、デザインになっている。管理するところの自治体はミステイクだと非を認めた、と問い合わせた住民が証言している。

注3  世界のリベラルは武力も辞さないが日本のリベラルは暴力を軽蔑している。だが国会前にプラカード持って集まる集団の背後は非常に暴力的である。実際には沖縄の反対派も暴力的な輩が多く、実際他国の工作員の方が多いと思われる。プラカードにはハングルや中国語の方が多いからだ(笑)。沖縄はもう訳が分からん。ウーマン村本は利用されているに過ぎない、である。また橋本徹氏は勉強不足である。聞いてますか橋本さん。今回のは汚点ですよ。