年間60冊読んでてボケたら終わってる

大体1か月で5冊以上の本を読むようにしている。今読んでいるのは田中元子さんの「1階革命」だ。彼女のXなんかは賛同できない発言が多く(笑)見る価値が無いと判断しチェックしていないのだけれど(笑)、著書は「マイパブリックとグランドレベル」も読んでいて建築デザインと建物の存在意義についての考察は素晴らしい着眼点だと尊敬しております(笑)。

なぜこの話をしようかと思ったかというと知る人は知る、そろそろ建物を建てる頃合いかなと感じているからです。その建物で商売をしようとかそういう意欲は無いのだけれどみんなが集まれる場所を提供したいというのはある。その核となるのがコーヒーであり日本酒であり有機野菜であり牛肉になるのかなと今現在は思っています。こんなに世の中で美味しいものがあるのを共有したいという欲求からですかね、一言で言うと。その意味で極めたいという一心で普通の人よりは数多くの日本酒、名店と言われるお店、世界中の牛肉、コーヒーのお店に散財ではなく先行投資してきました(笑)。要するに得意分野と言えると思います。なので居酒屋で日本酒を僕に出そうとするオーナーの方は注意して出して頂きたい!という嫌な客の側面も持ってしまいました(笑)。話はコーヒーに戻しますと、最近特に自家焙煎とか豆専門店とか増えてきていますが、僕の考えるコーヒーとはという話。コーヒーは売らない(笑)。周囲の喫茶店さんには申し訳ないけどフリーコーヒーをやりたいなと思っていて今回はコーヒーの話をしたいと思います。

そもそも私はコーヒーを30年以上で10000回はドリップしてきました。それゆえに豆はこうで焙煎はこうでとかというのは確かに細かく神経質になっていた時期もありました。だって本当に美味しいものには理由があって論理的に説明できるからです。でもね、そんな堅苦しい事どうでもいいじゃない?楽しく飲めればOK、それだけで十分じゃないかと最近思うんですね。

最近でもコメダとかじゃなく昔ながらの喫茶店で本を読みながら煙草を吸いながらコーヒーを飲んでいたんです。つまり一人で静かに(笑)。だって本を読みに立ち寄ったようなものだったからさ。カウンターでいると、なのに全然知らないお客さんがめっちゃ喋ってくる。そして会話の中で僕の知らないことを勉強することになる。そのお客は忙しそうに帰っていくとマスターはそのお客さんの事を話してくれる。そこから話は展開して最後は水口町の避難場所の話になって行政の問題点について意見交換することがあったのだ。つまり全然本が読めなかった(笑)。僕が喫茶店作るなら喫煙者以外は禁止にするとかアホな話も交えつつコーヒー一杯で広がった。次回お店に行ってその日のお客さんがいたならこちらから雑談をしかけるだろう。コーヒーの縁だと思う。

そう、コーヒーは人と人を繋ぐものにもなり得るのだ。だからこの豆でこの焙煎は浅いとかどうでもよく自由なのである。とはいっても最近の酸味重視の流行りは美味しくないと思っていますが(笑)。好き嫌いは仕方ない。しかし注意するのは水、これは重要。それとドリップする時間。豆は好みなんで何でもいいんです。僕は焙煎に興味がないので焙煎済みを買っています。お店は老舗で60年以上焙煎しているのに僕が勝てるわけがないという理由です。無駄な抵抗。勝ち負けじゃないけどこのお店は「本当に美味しいものは一つしかない」という矜持でやっておられるのに逆らいたくない(笑)。でも淹れる人によって全然違う味になるのがコーヒーの面白言うところであるのよね。性格が味に出る。しかも日によって変わる。いろいろ試したけど楽しみながら研究し続けていて。猿田彦の社長が言ってる淹れ方が今のところ簡単で美味いと思う。まあそんな感じだ。

「1階革命」は文字通り1階のデザイン革命である。肩ひじ張らず足を運んでいただきたいスペースの提供。周囲の住人の方々の人生に彩を加える事が出来たならこれ以上の喜びはない。サウナも作って屋上に露天風呂も作ってとアイデアはあるのだが予算の都合もあるが無理をしてでも成し遂げたい。僕がいなくなっても何らかの管理方法でのちの世の中にも建物は生き続ける。存在意義は永遠であれと、誰もやってこなかったものが出来るというのは僕にとっては痛快な事なのだ。と書いてしまったからにはもう後には引けないと自らプレッシャーをかけつつ第2弾も構想はある。これは少なくとも2億ほどかかるので死ぬまでに出来るか微妙ですけどね。どっかに落ちてないかな。

ちなみに世界の牛肉はアルゼンチンのアサードが一番美味い(笑)。

 

 

 

おしまい