人口当たり死者数と各国の特徴

https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/death.html

これは国別の百万人当たりの新型コロナにおける死者数です。各国の統計調査には差があるので正確とは言えませんがある程度の全体像は掴めます。

1 ポルトガルとスペインは隣接していますがスペインの死者数はポルトガルの5倍となっています。BCGを打っているポルトガル、打っていないスペイン。真相は謎ですがBCG説の拠り所となっています。

2 先進国でもアメリカの死者数は異様に高いのが解りますがこれは医療保険制度が民間のものしかなく未加入の人は事実上治療を受けられていないのではないでしょうか?戦争を別として、国民を守らない自由の国アメリカの側面というのが見えてきます。瞬時に失業率が15%になっていることも見逃せません。6月末には30%になっているという予測もあります。10人に3人が無職とは凄いです。解雇する自由でしょうか?簡単に銃を持てるのも凄いですが改めて気づく大変な国です。

3 イタリアはEUになって大きく医療費が削減、病院数も減らされました。なのでこういう時に対処できないと前々から危惧されていました。なので残念ながら必然かも知れません。

4 東アジアが少ない。EU、ロシア、北米が多い。このウイルスは白人に強いのか?もしくは型が違うのか?違うのであればこの型が日本に入ってくると局面が変わります。

5 全てとはいいませんが欧米では自力で食べられなくなったら延命治療をしないというお国柄があります。あえて延命させることはその人に対する虐待と見なされる風潮があるのも事実ですとアメリカの弁護士ケントギルバートさんが言ってました。スウェーデンは特にその死生観が顕著です。なのでスウェーデンの死亡率には注意が必要です。

6 中国はデータ拠出拒否のようです。これまた凄い神経をしているお国柄といえます。世界中の誰もが言っても無駄と諦めています。

 

いずれにせよ東アジアの致死率は毎年のインフルエンザより少し高い程度というのが見えて来ました。誰も言わないですが。

 

おしまい