全ての国会議員に言いたい

まずご冥福をお祈りいたします。

私は内閣府には何回かメールなどで意見を述べたことがあるが、それは安倍政権下だけである。理由は安倍元首相の人懐っこさ所以である。

私のマクロ経済学の先生というのは高橋洋一さんだと勝手に思っている。9割が高橋さんの受け売りである。高橋さんに言わせれば現在の政治家で最も経済のことが解っているのは安倍晋三さんだと、菅さんも横で聞いてたから解ってるだろうと。政治家は何百人もいるけど実際に経済学を解ってる人は10人いるかいないかだと。安倍さんの先生は高橋さんであり第一次安倍内閣から第二次も内閣で政策の基本を書いてきた人である。そのお師匠さんは元FRB議長のバーナンキであり、高橋さんが作ったアベノミクスは世界の経済政策の常識、その常識の最大の目的は失業者を減らす為にあったのはあまり知られていない。実際に雇用は300万人増えたのだ。普通これは左翼がやる政策であることを知っておいて欲しい。野党は対案というかそれ以上の経済政策を考えられなかったので重箱の隅をつつく事しかして来なかった。税金で選ばれているのにあまりに無能だった。

それ以外でも外交においても各国の要人が身内のようにメッセージを発信しているように功績は言うまでもない。G7等の会議などでもど真ん中にいたのは歴代総理で唯一であった。もっといえばインド太平洋構想など世界基準のシステムを発案し構築したのは日本誕生以来初の出来事である。安倍元総理は劇団ひとりさながらのひとり国連平和機構と言われるのも頷ける。外務省の知恵じゃなくて一人で考えた構想だから。数々の功績は良心的なメディアが整理する事だろうからここでは述べないが、ここまで仕事の出来る首相はここ50年で唯一無二でありその他は足元にも及ばない(実は菅さんも国内の政策実績は凄い)。もちろん賛否はある。あっていいのだが歴史を振り返ってみると総体的に考えて事実である。

しかし、昨日の銃撃事件を受け私の周りでも安倍の事は嫌いだった、死んでくれてすっきりしているなどという意見を聞いて愕然とした。何故なら私腹を肥やし過ぎたからだという。これを聞いて愕然というより呆気に取られてしまった。なんという無知さなのだと。これはその個人を批判している訳ではなくメディアリテラシーの問題である。

確かに朝日新聞、毎日新聞、東京新聞やNHK、共同通信などが主だって発信する記事やそれを元に番組を構成するTV番組を毎日繰り返し聞いているとそうなるんだろう。これはこの場でもずっと指摘してきたことである。報道の自由の元に、デマや誘導を繰り返すことに何の正義があるというのか?これが日本のリベラル、左翼のやり方である。頭が悪すぎるでは済まないくらいで思想信条が狂っていると断言して間違いではない。世界からも日本の左翼はどうしようもないアホだという認識で一致している。もっと激しい言葉でメディアの低レベルさを糾弾したいが言葉を選んで言うと、何食わぬ顔で時間の経過と風化を待つのだろう。そして同じことを繰り返す。メディアの特に若い社員の方に言いたい。そんなところにいると腐るからとっとと辞めろ。と、書いていてもお前の方が狂っていると思われるのだろうが、数量的に様々な事象を個別に整理して見てみても正解以外の何物でもない。そして今日に至っては左翼の活動家、リベラルに取りつかれた政治家から安倍政治の結果だ、自業自得だとの批判も上がって来た。馬鹿すぎる。勝手に排他主義とかいって気に入らなければ殺人を犯していいわけ無いだろう。ほんと左翼は頭の悪いクソ共である。生きて歴史の審判を受けて欲しかっただと!審判とは何か説明も出来んくせに!

元々安倍さんは金になんか困ってないし私腹なんか肥やすわけ無いだろうが。権力は政策が通せないから仕方ないから手段として保持しないといけないのが民主主義の厄介な点なのだが。

とはいえ。

安倍元総理は徹底検証「森友・加計事件」を書いた小川栄太郎ともう一人の政治家と退任後、雑談のさなかしみじみと安倍さんが言ったと小川栄太郎が述べている。

「真実の究明なんてもう出来ないですよ。それはもう小川さんの本の中で充分に検証されてるじゃないですか」「本当に私たちは今まで権力を行使して来なかったよね~」

権力と勢力図は別物と考えていた貴重な発言である。

任期中、背中から何万発もの弾を受けて来たのである。マスコミとそれを利用した左翼から。その最期は実弾だったというのが顛末だ。

 

今回の選挙は実は行かないでおこうと思っていた。投票したい人がいないからだ。この事件は民主主義に対する冒涜であり、選挙によって断固と戦わなければいけないという人がいる。だったらもっとまともな選挙活動、選挙制度、まともな候補者が立候補できる基盤を作ってから言うべきだ。前提が整ってない議論は論理学的に時間の無駄である。

自民党にも安倍派と言われる清和会にも駄目な議員はいっぱいいる。明らかに知識も危機感もなく自分の年収の事しか考えていないような人達の支持は全くしたくない。野党も一部を除いて全滅である。こちらもより自分の事しか考えていない。これから見えてくるのはここ数年、熾烈な時代を過ごすことになるのではないだろうか。戦争まである。今年はますます嫌な予感がするが個々で踏ん張るしかない。自分の身は自分で守るしかない国になったと、切り替わったタイミングが今年であると。

最後に昨日の犯人が仮に安倍さんを銃撃した後、無差別乱射だった場合、周りの人は数十人死んでいただろう。このような輩は各都道府県に1人づついても何の不思議でもない。なのでもし銃声が聞こえたら地面に伏せるのが最も有効である。日本で暮らしているとそんな大袈裟なと思うかもしれないが諸外国では普通にある。家でネットで調べて簡単に銃器が作れるとなるとそれはもうそういう時代だと危機管理を改めるしかないのである。

死してそれを認識させてくれたことも功績とは言いたくないが、最初に戻るが経済と安全保障を立て直す最大の人材が亡くなった事の損失はあまりにも甚大である。これを契機により一層に志を継がんという政治家には死ぬ気で仕事を完遂して頂きたい。今一度言う。

政治家は名誉も金も権力も、他人の為なら命まで要らぬという信条を持つべきだ。持ってない輩は直ちに去れ。