稲作伝来から考える遺伝子と刷り込まれた記憶!?

弥生時代に稲作が伝わりだいたい2000年くらい僕らは米をメインに食べて来た。その為に米を消化するのに適した内臓に適合、進化してきたと考えて不思議ではない。特に大腸とか。

例えばスポーツ医学で試合前に摂取する食べ物で最も消化するのが早い食べ物というとアフリカ系の人はイモ類、欧米は小麦、アジア系は麺類というのは科学的に証明されてたりする。各地域で積み重ねられてきた食生活に応じた腸に進化し遺伝しているのだろう。腸だけでなく狩猟民族と農耕民族の意識の違いも長年積み重ねて来た文化というか刻み込まれた記憶なんかが社会生態学的に興味深い。

これはあくまでも説なのだが日本人は乳製品を採り出したのは明治以降である。それまで納豆や味噌や梅干しなどの発酵食品で乳酸菌を採ってきた(ほんまかいな!?)。僕なんかは鈍感なので何の変化もないが乳製品の摂取を数か月辞めるだけで原因不明の体調不良が嘘のように治る、特に女性の極度の生理痛などが無くなるなどという報告は実際にあるらしい。つまり何千年も採ってこなかった食べ物が体内に入って来て身体がびっくりしていてもおかしくはない。肉類なんか日本人は最近食べ始めたばかりなのでまだ内臓が消化に適していないかも知れない。ちなみに私は食品添加物、化学調味料、一切気にせず採っていて暴飲暴食もこの歳でまだしている。理由は手遅れだからである(笑)。

話を戻して、そう考えると長年土やほこりにまみれ何万年も過ごしてきた人類の身体がコンクリートの中で清潔さに囲まれ生活している今の日常は当たり前のようでも実は身体が慣れなくて拒否反応を起こしていても不思議ではないのだ。心理的な病状の原因は実はここにあるんじゃないかと考えられる。それだけ今の日常生活というのは何万年からすると一瞬なのだ。意識は適応していても身体自身が適応していない可能性もあるだろう。

趣味で野菜を作り始めて今まで触ってこなかった土に触れ体調が良くなるという話も良く聞く話だ。これは土に含まれる雑菌に触れる事で体内が活性化されるんじゃないかと個人的には思っている。実際どうなんだろう。最初書いてきた食物と遺伝の話からかなりそれたが心や体が疲れて来たら野菜を作ってみるのもいいかも知れない。

 

 

おしまい