菅義偉という男

昨日ラジオで某司会者が言ってました。菅総理って法政大学で空手やってたんですって。大学で空手を4年間続けるってことは普通の神経の持ち主ではありませんと。なぜなら今はパワハラ・モラハラという言葉で抑止力が働きますが当時はそんなもん無かったですから。その代わり「シゴキ!!!」という言葉はありました(笑)。そんな中で大学まで未経験者、かつ遊びたいど真ん中に4年続けるという立派な精神構造は少なくとも僕にはありません。ちなみにそのラジオ番組のディレクターは法政大学空手部の菅さんの1年後輩でつら過ぎて辞めたいと菅先輩に悩みを打ち明けたそうです。そうすると後輩思いの菅さんは厳しくとも辞めない方がいいよと徹夜で説得してくれたといいます。優しい先輩ですね。

安倍総理は実は優しかったんです。優しいからこそいろんな改革が出来なかったという側面があります。「それは無理です」「そうか~、じゃあしょうがないよね」というように利権を失いたくない政治家や既得権益者(大企業経営者、業界団体、官僚など)に強固に反対されたら今回は仕方ないね、時期尚早だったねと折れていました。しかし菅さんは違います。良かれと思ったことやここはおかしいと思ったことはどんな反対意見があろうとも実行してきました。曲がったことが大嫌いな空手部ですから(笑)。それと努力しない人間にも冷たいでしょうから弱者救済施策は嫌うことでしょう。自助、共助、公助って最初に言っちゃいましたからね(僕は昔から言ってますが!!!)。

庶民を知っている上で空手部。既得権益の破壊こそ我が人生の最終目的って感じですからお坊ちゃま育ちの安倍さんとは真逆です。だからこそ長く出来たというのも安倍政権の特徴ですが菅さんは敵が増えて短命だろうが承知の上。仕事が出来なければ死んだ方がマシ。言っておきます。この内閣はちょっと色が違います。短命かどうかは神のみぞ知るですがこのような内閣を期待していました。思い通りの仕事が出来るかどうかは別の問題をクリアしないとですが、河野太郎がこのあとを継ぐようならあるいは・・・。

ちなみに前述の番組ディレクターは菅先輩の説得の甲斐なく退部したそうです。退部してなければ総理の後輩を堂々と名乗れてたのに、残念ですね~(笑)。

 

 

おしまい