ゴミ箱に直行!?

創業53周年、ホンダオート近江株式会社。お祝いのような文言が目立つDMが自宅に届きました。嫌な予感がして送り主をみるとですね、やはりM&Aの会社からです。会社にも毎日届くくらいM&Aの会社ははっきり言ってうっとおしいほどにたくさん国内に出来ている状況です。もう一回言うとうっとおしい、DM送ってくるなです。

M&Aの歴史を少し振り返ると1990年くらいから出てきた言葉です。アメリカの影響がやはり大きいのですが、この頃から選択と集中という言葉が流行って本業以外は売ってしまえ、またその頃バブルが崩壊して不良債権処理、いわゆる再生ファンドが出来て後押ししました。金融機関も低金利になって儲け難くなったので他の儲け口はないかということも大きかったと思います。それで日本も解禁したんですね。現在は銀行も証券会社も大きな手数料収益の源泉として力を入れています。

最も重要なポイントはM&Aは難しい。法律、会計、財務、業界の知識に精通していないとアドバイスが出来ないものなんです。コーポレートファイナンス(企業財務)でも一番難しいと言われてきた仕事ということです。

元々はこのような背景から大きな会社に特化した現象だったのだけれどもここ10年くらいは変わってきました。日本の中小企業の創業者が高齢になってきて事業承継が出来ない、会社を売るしかないという市場が出来上がってきたんですね。なので当社のような零細企業にも山のようにDMが送られてくるのは理に適っています。しかし問題なのはこれらの会社が詐欺師、ペテン師が跳梁跋扈する業界になっていることです。その時だけ手数料が入れば後は知らん、自己責任でしょとお金がどれだけその時取れるかということだけの会社が増えすぎた。我々のような業態だと関係ないんですが海外への技術流出の大きな温床にもなっていてこれを合法だと見ているだけの中小企業庁は何をやっているんだと個人的に憤っています。今やM&Aも国益を損なうマーケットとして君臨してしまったと。

大した資格もないのに適当なこと言って弱みに付け込み金を稼ぐ。こういうのが規制もかけず野放しになっているのはどうかと思いますけど、それだけ困っている会社が多いということなんだけど中小企業の社長なんてイチコロっだって思われてるのも癪に触るなと思うこの頃。でもこの甲賀市でも事業承継で困っている会社は多いことだろうし、くれぐれもDMに引っかからずに良い事業継続をしていただきたいものです。

もう一度言っておきますが当社にはDM送ってこなくていいですよ。これ読んでから真剣に送ってきている会社は皆無だと思うけれども(笑)。

さらに大きな目で見てみると国益と絡めてこの問題、セキュリティークリアランス、スパイ防止法、土地購入規制法の改正は待ったなしですが、野党より多い自民党内の反高市勢力ではなかなか難しいだろうな。どうなるか少しの間、様子を見てみよう。

 

 

おしまい