ものごとには理由がある!?

なんで選挙に行かなければいけないのか?なぜ選びたくない人しか立候補してない選挙に投票しなくちゃいけないのか?そんな疑問に答えられる人は何人いるのか?解散があるのかも知れないので今回は選挙というものの変遷をちょっと書いてみたいので学生の方にはぜひ読んで頂きたい回にしたいと思う。

10年ほど前は米国のように2大政党制が望ましいなんて言う声が(なぜか)大きく与党に自民党、野党に民主党というような関係がもてはやされていた時代があったんです(民主党は後に分裂し立憲民主党と国民民主党になり勢力はかなりショボくなっている)。選挙というのは例えば自民党の場合、自民党のファンを増やすというのが目的です。しかしどう転んでも絶対にファンにならない人達がいるのが現実です。よく選挙演説などで「国民の為にこの政策をしっかりとやり遂げます」なんて言うのだが、実はファンの人達だけに言っているんですね。JA を例に挙げてみよう。農業に携わる人は実に割が合わないので補助金を出さないと作物を作ってくれません(肥料や農薬に莫大な経費が掛かるし、米も野菜も高く売れないから儲からない)。補償対象者は最終的には農業従事者なんだけど自民党はJAに補助金を出しJAはそれを配る。これを間接給付といいます。これのいいところは自民党はJAの組織票を手にすることが出来ます(なので自民党は田舎で強いといわれる所以です)。一方で当時の民主党なんかは組織への補助金はけしからん、個人へ直接振り込むべきだと主張しました。これを直接給付といいます。どちらも最終的には個人にお金がいくんですけどルートが違うんですね。JAには嫌われるだろうけど個人には好かれるかもしれないという戦略です。つまり民主党のここでいう個人への直接給付は、自民党の支持基盤(JA)を破壊することにあります(ここポイントです)。つまり全ての政策というのは敵対する勢力の支持基盤を破壊する為に作られているといって間違いではありません。身も蓋もないですがこれは穿ったものの見方でも何でもなく当たり前です。その後の政策を照らし合わせていくとほとんどの政策が当てはまりますから。

悪夢の民主党政権時代(笑)が終わり第2次安倍政権になりました。ここで自民党において大きな支持層の変化点というのは若年層に支持者が増えた事です。なぜならば民主党時代は大学卒業後の就職率がとても悪く、就職浪人も続出したのに対し、安倍政権時代は大した大学でもないのに就職率はほぼ100%になりました。なので安倍さんのおかげで就職できたというファンが増えた訳です。これは経済政策の効果で景気が上がり、企業が人材不足になった為です。若年層といえば選挙でいう所の浮遊層、浮遊票といえば昔から野党のものでしたが見事にそれを手にした訳です。結果、選挙では不敗、圧勝続きで野党は対抗政策が見つけられずモリカケを代表とする上げ足取りに終始することになりました。上げ足取りを支持するファンはさすがに少ないので勢力は一気に縮小した訳ですね(しかし政策が作れないので仕方なくまだ上げ足取りをやっている)。ちなみに就職率を上げるという事は失業率を下げる事で、政府の基盤を固めるには最も有効な手段、というのは世界の常識です。マクロ経済学の常識ですが、日本ではマクロ経済学は浸透していないので今まで誰もやってこなかったという歴史があります。安倍さんはプリンストン大学でマクロ経済学を学んだ数量政策学者の助言(高橋洋一氏)によって、どうなるかが解った上でまずは経済政策をやったというしたたかさがありました。論理的に最初から結果が解ってやった訳です。さらに働き方改革などリベラルな政策もふんだんに盛り込みました。ぶっちゃけいうと今までは死んでも自民に票を入れなかったリベラルな人たちをファンにしようとした目的があった為の政策です。

今回、LGBT法案が可決されました。これには個人的に大反対なのはここでも書いてきましたし、怒りに狂った自民党支持者は自民党離れを起こしています。移民政策においても同様です。リベラル団体が推し進めるそれらの後押しをするという事は裏を返せばリベラル政党からファンをぶんどってくるという戦略だったはずです。しかし、怒り狂った人の方が多かったと支持率の低下で解ります。度が過ぎる、欲張り過ぎは良くないというのは世の常ですね。まあそれ以前に政策内容(法律)がボロボロだったんのが致命的だったんですが。行動しているのは人間なので人がボロボロだったというのが結論ですけどね。

このように今回は政策の裏側に潜む政党別行動原理を紹介しました。これは批判でもなく客観的に選挙というものはそうなっていると言っているに過ぎません。結局は幸せな社会につながればいいのですからそれはいいんです。なので今後はそのような観点で政策を見る事により、もっと世の中が見えてくると思いますよ。学生の皆さん、参考にしてね。

それにしてもや、最近思うんです。投票は国民の義務とか責務とか言ってさ選挙に行くやん。で、行けば誰選んだらええねんていうアホなやつばっかりしか名前がないわけさ。まあ白票で帰ってくるんだけどこれ意味あんのって思うわ、正直。案の定、国会行ったらろくな政策出さない訳さ。立候補には金じゃなくて支持基盤じゃなくて資格試験いるって。

 

 

 

おしまい

 

給食業者の倒産について

そういえば原価の値上がりの話でかわいそうなニュースがあったのを触れておきます。給食のホーユーの倒産です。メディアや記事を読んでる人達のかわいそうな対象は生徒ですが僕の目線からすると業者に同情的です。この会社は無責任だとか叩かれまくっていますが、再三の値上げ交渉に応じなかった学校側の制度にも大きな問題があります。すなわち値上げの制度が年1の定期的にしかないというのが問題です。しかも入札でしょうからあって無いようなものですよね。

例えばタイヤの値上げは年に複数回あるのが現実です。為替レートを考えれば原材料を輸入するしかないタイヤの値段を上げなければタイヤメーカーもタイヤ卸業者も利益は出ません。ここが倒産すれば元も子もありませんから私たちも「そら大変やな」と仕入れ価格の値上げを承諾しています。「あかんぞ!断じて許さん!今までの値段で持って来い!さもなくば切る!」などと某BMの社長まがいのことは言いません。もちつもたれつが日本人の矜持ではないかと思いますけどね。

学校側が値上げに応じられない制度であるなら行政が一時的にも補助金出すとか柔軟に対応してあげればいいのにと僕なんかは思いますけどね。僕からしたらそこの市長が「間抜けだった!」というだけ。

まあ実情は企業努力が行政との交渉などで足りなかったのかも知れないし、単なる人材不足もあったのかも知れません。ホーユーの社長は喋ったこともないし、その会社で働いたこともないので実際は解りません。実際にいきなりとんずらみたいな最期はリーダーとしても失格の人物というのは予想出来ます。

がしかし、ニュースは企業側を非難することに一方的な記事ばかりでした。裏側も報じなければ僕らはまともな情報に触れられないのでまともな判断が出来ません。この話の最大のポイントは給食業者で働く人たちの雇用の維持です。なのにこれらの記事を読むと「企業側けしからん」という風潮に誘導しているように読めます。これを誘導記事と言いますが、この風潮は最近特に多いですけど弱者を叩くビジネスと化しているのではないかと思います。新聞社はカスです。

ああ、またメディア批判になってますのでこのへんで終わりますが、もう少し経営者の立場も考えて欲しいものです。私財投げ売って会社を清算する人もたくさんいるでしょうから。もちろん私腹を肥やせるだけ肥やして辞める人もいますけど、そんな元では従業員がかわいそうです。とまあ実際に取材もしてない私があーだこーだ言うのも一個人としておかしい話ではあります(笑)。同じ穴の狢のような気も確かにするわな。

 

 

おしまい

美食家への道。なのかぁ!?

皆さま、ものの値段がアホほど上がってるこの頃いかがお過ごしでしょうか。秋といえばサンマですが1匹300円弱でこれほどやせ細ってて脂も乗ってないのに買うバカはいるのかって思いますが、現にスーパーで買って食べましたが美味しくなかったです。8月に北海道に行ったとき狸小路にある海鮮丼屋でうに丼が7000円でした。海外からの観光客にいくら高く売りつけるのも構わないがやり過ぎだろと思う。だが確かにウニの原価はここ2年は高い。改装してから一回も行ってない京都のとある料亭も(この時点で店名ばれるやん笑)今行けば片手だろう。以前は3本だった。それだけの価値があるかないかは個人差によるがやはり海産物の原価の上がり具合は尋常ではない。中国に輸出などする必要なし。国内流通で価格を抑えるべきだ。

話はそれたが安くて最高級が入手出来るといえば、そうめんである。それでも普通1束50円くらいのものが250円くらいはするのだが、うに丼7000円よりずっとコスパがいい。例えば三輪そうめん山本の白龍だ。買いましたよ。

最高の味を実現するには水道水で茹でるのではなくミネラルウォーターを使う。茹で方にも問題はあると思うがそこは割愛して茹で上がったらミネラルウォーターで良く洗う、揉む。そんでさらにミネラルウォーターをくぐらせて落ち着かせる。これは美味しんぼで蕎麦屋がやっていた方法なので僕が偉そうに言ってるわけではない(笑)。ミネラルウォーターも2Lで100円はするけれど美食を追求するならこの投資も仕方がない。

まあね、ここまでしてですよ。全てを水道水で作ったものと、全てをミネラルウォーターで作ったものとで果たして私は判別が出来るのか?これが解らなかったらもう引退しようと(何を?笑)そんな覚悟で2種類作って食べ比べてみました。え~、結果発表です。そりゃ解りますとも。ただね、やっぱり他人に作ってもらって目隠しして食べて解ってナンボだよ。だってさぁ、目の前でこっちと解ってるんだもん。というわけで三輪そうめん山本、白龍。2通りの方法で他人に作って貰って格付けみたいにブラインドで食べてみて下さい。

ちなみに近所のラーメン屋が確認したい味だったので行って来ました。報告すべき人物にリピ確と言ったら本気でびっくりされました。(あの味で)なんで!?と。その方のコメントを記しておきたいと思います。

「あのお店は一度食べたけど味の方向性が解らない。まあでも、すべて手作りなので常連さんは通の方が多いんじゃないですかね?」とフォローになってるのかなってないのか解らないコメント。俺の舌、大丈夫か!?まあ全粒粉が好きという事にしておこう。うん。

 

 

おしまい

ご質問にお答えします EV編

お客様より「あと数年したら電気自動車ばっかりな時代になるんかいな?」という質問をよく受けます。今日も受けました。前提条件が揃えばそうなるでしょう。その前提条件とは。

1.まず価格が新車で100万円程度で発売されるようになること。「20万くらいで中古車ない~?」というユーザーがいなくなる時代は来るのか?という問題ですね。これは需要と供給と通貨基準が大いに関係し100年後は解りませんが30年程度では無理なのではないかと思います。欧米での電気自動車の普及にしてもお金持ちしか手が出ていないという現状ですからね。全員がセレブになる時代なんか来るわけないと僕は思います。中国の一人乗り?50万くらいの。あれは流行りません。

2.バッテリーの充電時間と航続距離が今の5倍以上にならないと不便。これは時間が解決してくれると思われます。ちなみに欲にかられた私はひそかにアメリカの某バッテリー製造会社の株を2年前に購入しました。先見性ですか。おかげさまで価格は1/5になってます。紙クズ寸前で風前の灯火とはまさにこのこと。死ぬ気で作れと思います(笑)。いやマジで。

3.そのバッテリーの原材料は世界に走る全ての車の量があるのか?ありません。VIVANTでもありましたね。鉱山開発。裏でとんでもないカネが動いています。エネルギー問題は戦争まで発展する可能性を秘め(尖閣諸島が身近な例)簡単ではありません。前にも書きましたが海中の資源を取り出せれば話は別ですが100年後でもどうかってレベル。どのくらい足りてないかというとアフリカでも全然です。最近では南米もかなり進んでますけどスマホの方にも使われますから全然です。10年後の販売計画を満たす為には世界で新規の鉱山が今すぐ1000か所稼働しなければならないレベルです。このことは致命的に無理なのに自動車メーカーはあまり言いません。

他にも雪国での渋滞をどう無くすか。線状降水帯などで床上浸水防止をいかに無くすか(感電とかしないんでしょうか?)。発電所の問題、製造時のCO2排出の問題。問題はエベレスト級の山積です。以上の事からよくいってプラグインハイブリッドが妥当かなと思いますがそれでもなお中古車にしてもプラグインハイブリッドは高額で庶民には手が出ないと思います。なので結論として私はずっとガソリン車しか乗らないと思います(笑)。え、EV買えへんやつは自転車を乗れって事にならないかって?社会主義の国なら十分あり得るでしょうね。

ちなみにテスラに続いて2匹目のドジョウを狙った私の仕入れ株、名前出していいでしょう、リビアン・オートモーティブ!!購入時と比べて1/8に下落しています。もはやせんべろしか飲みに行けません。しかしマーケットは正直ですね(笑)。これをお読みのギャンブラーの皆さま。買うなら今なのか!?

え~、あくまで投資は自己責任でお願い致します(笑)。

 

 

おしまい

音のある生活

くるりの岸田繁さんの著書「石、転がっといたらええやん。」は多少なりともボブ・ディランをもじってると思われるタイトルのエッセイ集です。ライク・ア・ローリングストーンな。ローリング・ストーンズもそやな。SixTONESはどや知らんが。この言葉、僕はこう捉えてる。「人間は生を受けた瞬間から死に向かって歩いてる。転がる石は自分自身だ。止まることは即ち死。生命体として生きていたとしてもな。だからこそ常に転がってないといけないんだ。」まあね、しんどい時は止まってもいいんだけどね。止まりっぱなしだと楽しいことも無いだろうからさ。だから転がっといたらええねん、だと勝手に思っている。嫌な事も辛いことも転がってりゃなんとかなるさっていい加減な事は言えないけど、嫌なことは転がる糧に確実になるよ。前に進むエネルギーに変換ってもんよ。

それはさておき、この中でうろ覚えだが日々いい音楽を聴こうと岸田は訴えている項目があったのを思い出した。最低でも簡単な安物でもオーディオを買って、スピーカーも別で買って、少なくともCDを聴いて欲しいというのである。2~3万はかかるだろうけどその価値は絶対に取り戻せるから買えって。スマホでダウンロードした音楽はやっぱり違うんだと。そりゃそうかも知れない。という事すら忘れそうになる近頃のIT化だ。

なんでこの話をしたかというとこの間、高知県まで6時間、往復12時間を車で移動したんだけど最近の車ってCDが聴けないのである。音を聴こうとするとBluetoothなのだ。確かにスカスカだった。これは自動車メーカーに文句を言いたい訳ではなくユーザーニーズがそうなってるんだろうから仕方ないと思う。商売だし。しかも常に振動を受け続ける自動車に真空管のアンプなんかを積んだ日にゃすぐ壊れるというもんだ。不安定が敵のスピーカーは尚更にドアに設置など音は悪いに決まってる。昔はブロックやレンガの上にでかいスピーカーを置いて振動をなくそうと努力していたもんだ。大して違いが判らなかったくせによ(笑)。でも高価なイヤホンや超高価なヘッドホンなんかより10倍は良いんだな。お気に入りのスピーカーは。

以前乗っていた車に付けたナビはパナソニック製で一応音楽重視のものだった。「音の匠」っていうなんだかよくわからないシステムでアンプもちょっとはマシだった。スピーカーもいいやつに換えてドア内には振動を抑えるため、空間をなくすウレタン加工。そこまでやってるからか気のせいなのかいい音だったと思う。しかし今の車はそこまでしてない。そもそもスマホの音源が悪いんだけどね。

そういや思い出したぞ。高校生の時に買ったオーディオ。レコードプレイヤー、デッキ、プリメインアンプ、スピーカー。全部バラバラのメーカーで安くとも厳選して音重視のやつを揃えてたな。ゴルフ場のキャディーのバイトは高給だったので自分で買ったのだ。何を選ぶか真剣だったな。プリアンプとメインアンプの違いって若い人はもう知らないだろうが、これが昭和なんだ。クラシック聴く訳でもないのにこだわって買ったのだ。

しかしZR-Vのオーディオは良いよ。デジタルなくせに良いんだなこれが。技術もここまで来たかっていうよりも、量販車に搭載したっていうのが素直に拍手ものである。カーオーディオの奥は深い。深みにはまるとすぐに何百万の世界だから近づかないようにしているのだが少なくともZR-Vなら満足のレベルである。しかも標準装備である。

今年もHOTMOTTOGUMBOあるやん。ドクロズ、あさこさーん、おやびん、その日は行けないけど頑張ってね。

 

 

おしまい

 

 

おまけ

急遽なんも入ってないスマホにiTunesで買ったリスト。The police  Outlandos d’Amour,Reggatta de Blanc/Oasis  (What’s the story)Morning Glory?,Definitely Maybe/Rainbow  Boston1981(live),Finyl Vinyl(live)/LEYONA  SMMR/Belle and Sebastian  A Bit of Previous/THE DOKUROS  UCHU ICHI NO ME

めちゃくちゃである。