良くしたいだけなのよ。篠田英朗はTHE漢である。

百田グループ、その他大勢vs橋下徹で物議を醸しだしている上海電力問題を特集した月刊HANADA7月号。たぶん売り切れることでしょう。

上海電力には触れていないがここに掲載されている篠田英朗氏の「橋下徹氏に見る憲法学通説の病理」が極めて秀逸である。篠田氏といえば5年前に出版された「ほんとうの憲法」、3年前に出版された「憲法学の病」が有名だがそのせいで干されている感があるが、中身は極めて国際的にまともで、批判している人たちがどうかしているというのが私の個人的な感想です。それを裏付ける根拠が今回の文章にはより解り易く書かれています。ちなみにロシア・ウクライナ戦争に関して橋下vs篠田(争いというより篠田さんは相手にしていないが)でのツイッターでは橋下氏が繰り返し篠田氏を罵倒しています。内容は、篠田は「アホ」「心底頭悪い」「頭がおかしくなった」等で、どっちがだよと私なんかは思ってます。「アホ」言うもんが「アホ」やと。僕もよく使います(笑)。

ここでも憲法学者はどうしようもない連中(アホ)ばかりとか、橋下徹は数年前からかなりおかしくなっているとか、東大法学部が悪の元凶(アホばかり)とか言ってきたように(どの口が言うてんねん!というのを無視して言ってきました笑、ただし立派な人もたくさんおられることは勿論知っています)この3つに関しては本当に社会の癌だと思っています。しかし信ぴょう性は欠けるでしょ、僕の戯言だと。それを見事に書かれているのが今回の「橋下徹氏に見る憲法学通説の病理」です。短いので読みやすいです。ちなみに「ほんとうの憲法」は持っていますが3回読んでも僕には難しいです(笑)。でもそこまで読み込まなくても普通の事を普通に仰ってるだけだと思いますけどね。言葉遣いがちと難しいだけで。余談ですが北村弁護士とケントギルバート氏の「日弁連という病」にしてもいかに学識のある人たちが頭が悪いかというのが良く解る書物かと思います。

橋下氏の詭弁は私には通用しない。ちなみに池上彰氏の解説もダメ出しの嵐である。しかしこの二人、通用しているところが日本の病である。

 

一応、言うとこう。あくまで個人の感想です(笑)。会社とは何の関係もございませんので(笑)。名誉棄損に当たりましたら北村弁護士お願いします。書かなきゃいいのに書くのはもはや僕の病です(笑)。

 

 

 

おしまい

 

世界中のひとが全員この境地に至れば。

思ったよりお客さん多く嬉しくなってきました。京都シネマでただいま公開中。

あまり知られていない晩年。どれほどの悲しみをくぐればここまで到達するのか。そう考えると悲しみも苦しみも必要不可欠な要素である。と僕のような輩が語るのがおこがましい一作。

 

おしまい

超簡単・円安解説。

悪い円安。

鈴木財務大臣は4月18日の委員会で「どちらかというと悪い円安」と述べまして、日銀の黒田総裁は「悪い円安ではない」と意見が割れています。

円安になれば輸入するものが高くなるから原油や小麦の値段が上がり、僕らは高いガソリンやパンを買わされる羽目になります。確かに辛いです。海外旅行で買い物するのもハワイでラーメンが1杯4000円なんて話もあり、まあハワイは世界で一番物価が高いんですがまあ行きにくいですよね。

一方で輸出品は儲かります。この間トヨタの決算発表で過去最高を記録しましたが1円円安になれば80億とか100億とか何にもしてなくても儲かります(ホンダの場合は35億くらい)。私は日本の自動車の納期が半導体不足が理由で遅れているといいますが実は輸出枠を増やしてんじゃねーかと考えていて各部署に探りを入れてみたんですが「そんなことは断じてありません」と否定されました。ま、はいそうですとは言わんわな。しかし来年3月の決算発表と輸出車統計で嘘か真かほぼ明らかになるでしょう。あなたが社長ならどうします?国内向けか海外向けかの生産比率変えるだけで2000億円くらい利益出るんだったら(笑)。

円高はその逆。海外旅行で得した気分になり、輸入品が安くなります。輸出産業は火の車で日銀は何とかせんかい!となります。

実は為替レートの超基本は日本のお金の総量とアメリカのドルの総量で殆ど説明できます。簡単にいいますと・・・

日本の円の総量(660兆円)/ アメリカのドルの総量(6兆ドル)

割算すると110円になり過去30年間だいたいこんな感じでこの数式が7割くらいの相関関係で当たっています。まあ今130円じゃないかというのは日本の総量が増えてアメリカの総量が減るんじゃないか、日本はお金を増やすとは思えないけどアメリカは確実に金利を上げるから減らします。そうマーケットは予想して130円と反応しているのじゃないか、というのがまともな説明かなと思う訳ですね。ちなみに金融政策の差を予測する、と言い換えられます。金利を上げるとお金の量を減らさないと大変な不況になるからアメリカは減らすんです。

確かに僕らの生活は苦しくなりそうですが実は全体でみると輸出産業の方が有利になった方がGDPは上がるのは事実です。このままの推移が続くとGDPは年換算で0.8%~1.3%くらい上がるでしょうね。うーん、輸出産業に関わっておられる大企業の方は相当給料が増えて平均を押し上げる、それでいいのかどうかはみなさん!いいんでしょうか?

で、最初に述べた政府と日銀の良し悪しの違いがここにある訳ですね。数学的には日銀は間違ってないと思います。GDP増えるから。ちなみに私が総理(政府)なら増えたGDP分の消費税減税をすれば庶民も助かってうまくバランス取れるでしょで終わりですけどね。それは逆算すると消費税5%が適当かと。Zの影響をもろに受けてる現政権がする訳が無いですが。

そうそう。ついに当店でもやむなくエンジンオイルの値上げを決定致しました。原価は5月1日よりすでに上がっていますがそれまでに仕入れたストックがあるので実質値上げは7月1日からになるようです。なるようですというのはスタッフが決めたことで僕は関与していません。私とは対照的に良心的ですね、うちのスタッフは(笑)。冗談ですよ。ジャパネットのエアコン祭りみたいですがみなさん、オイル交換はこの際お早めに!!

 

 

おしまい

 

 

沖縄なら死んでない!?

知床半島での海難事故で運航会社の社長が会見やって土下座して記者から袋叩きにされてました。そりゃ一番悪いのはこの会社であり、その責任は社長にあるのは判りきってます。むちゃくちゃだという点はいくつもあります。ここは新聞報道通りなので省略します。通りですけれどや。

天候が悪化しているのにどうして出たんですかと、新聞記者や報道の焦点はそこに集中していますがそこじゃないんです。新聞記者は元々バカばっかりだからほっといて、北海道のこの季節の海は天候が穏やかで快晴でも船が沈没したら低体温症で全員死ぬんです。もし沖縄でこの事件が起きていれば高確率で全員助かっていたでしょう。救命具で浮かんでさえいれば3日くらい死にませんから。

問題は沖縄でも北海道でも個人のあそびの船でも旅客船でも運航法が同じって、運航会社に責任押し付けて今回終わりにすればこれまた同じ事故が起きますよ。これを悪しき経験として直ちに運航法の改正を検討しないと、だよ。

斎藤国土交通大臣は「当事者意識が欠如していると感じた。責任者としての誠意を持って欲しい」と指導していくだと。地元の組長さんとか国の関係者が出てきて喋ってるのを聞いてても同じ論調で、「あんたたちの当事者意識の無さがびっくりだ」と呆れるというか情けないというか、何なんですかね政治家の無知っていうのは。あんたら何の為に頭くっついてんの。選挙前は一生懸命にみなさんの安全と命を守りますとかなんとか言っててさ。当選したら責任転嫁の他人事ってなんだそれ!

だからね、若い子たちよ(否、高齢者の方もみなさんも)。政治に無関心でしょうがそれはそれで実際は自分たちの生死に直結してるでしょ。政治のせいで観光船乗ってて死ぬんだからさ。だからこんなこともっと他にもいっぱいあるから、気が付いたら言わないと。なので選挙に行ってアホな政治家に票入れたら駄目なんだよ。だからアホに政治家させちゃ駄目なのよ。

え~、炎上しそうなので今日はここまで。GWなのに失礼致しました。

 

 

おしまい

GW、暇過ぎたらこれ。

これヤバいで。超ヤバです。読めば読むほど世界がいかに戦争以上に恐ろしく蝕まれて腐っていってるかが分かります。実はその代表格がアメリカだったとは。

ノストラダムスは恐怖の大王、誰だったか忘れましたが何年か前に亡くなったチェコかどこかの予言者はロシアが世界を制圧する(原文読めませんのでロシアかどうかは不明)にしても、実はこれのこと言ってるのかと疑ってしまう程にポリティカル・コレクトネスはヤバイ現象です。

そして根本にあるのがアレだったとは。死後100年経っても影響力が失われるばかりか強力に増殖し世界を支配しようとせん恐るべきアレ。アレは凄いとしか言いようがありません。

実はこの本、まだ半分程度しか読んでいませんがポリコレの誕生から現在の状況がどうなっているか、そしてその根底にある原因の誕生から成長の歴史までは解りました。だけど今のところそれをどう対処するかは読んだここまでは書かれていません。最後まで読んでも解決策は書かれていないのではないかと思いながら読んでいます。

でも知っていて生活するのと知らないで生活するのでは大きく異なります。当然この本を読むためにはそれなりの社会経験と社会学の知識も必要だろうけど、ぜひ中学生や高校生に読んでもらいたい本だと思います。興味湧かないだろうけど。

よく、自分自身の体験で35歳の時にやっと解ったことや40歳の時初めて知ったこと、例えば「読書は大事である、マジで」というようなことを15歳の子に言う。その子はその時から本を読むようになれば僕が気付くために必要だった20年や25年の時間がショートカットされるという風にはならないのだ。はるか僕より20年や30年前からそれに取り組んでいれば50歳にはスーパーマンになってるから得だよと言ってもなお読まない。それは僕が15歳の時そうだったようにだ。興味ないと無理よ。お得なのにね、勿体ない。

その根底は教育問題にあります。そして各国の教育を根底から覆そうとしているのが前述のアレということがこの本を読むと理解できるかと思います。そして恐ろしいのはそれはそれに関わっている人々が無自覚で無意識に結果的に破壊してしまっている事に気が付かない点と、周囲の人たちはこんな事が起こっているという事を知らなすぎるという点です。知ってしまえば世界の終わりに向かっているというのをつぶさに感じ取ることが出来るでしょう。ユートピアの逆のディストピア(暗黒時代)の完成にむちゃくちゃ近づいていると。

遡ると100年前にコレが生まれて現在こんなもんだとしたら、あと50年くらいしたらディストピアが完璧に完成するのではないかと思いますが、皮肉にもネット社会の発明によりもっと早くなると思います。勘で言うとあと20年。

20年もしたら僕はもう生きてないと思いますが、現在の子供たちがそんな時代に放り出されるというのは世界は悲しすぎます。それが普通だと生活するのでしょうが(それが社会ってもんですが)希望が持てない生活ほどつらく楽しくないものは無いでしょうに。そんな世の中を子供や孫たちに僕たち高齢者またはその予備軍が手渡していいんでしょうか?

誰が欲しい?そんなゴミ。

ということで、親こそ読んで子供に教えて欲しい。そんな一冊です。これは仕事から帰って疲れているからとか、気が乗らないから読むのはつらい、読書は苦手だから無理、という問題ではなく、子供の将来を思うのであれば必要なことかと思われます。読んだからと言って一人で世界は変えられませんが、知っておくと対応策が早めに採れるかも知れません。ぜひ長いGWやることないからどうしようってなったら騙されたと思って手に取ってみて下さい。アメリカの終わりと暗黒時代の始まりの連動性。トランプの役割。このままいくとヤバいんじゃないのっていう感性。ひっくり返す戦略。一緒に考えたいです。

 

 

おしまい

おまけ・・・文中のアレはここでは伏せますが、長年の研究により学術的に完全否定されています。というか実際は瞬殺ものです。ところが世界中であーだこーだ屁理屈こねながらまだ使い続けているのも事実です。というか最近ではこちらが正解なんじゃないのと大勢の人が言い出す始末。僕には正解という人の思考がさっぱり解りません。まあ思考停止と相性がいいんでしょうねという結論なのだが、その結論で終わらしたらこっちも思考停止やて。100年前のバカの主張がここまで生きのびるとは人間社会は不思議としか言いようがないですが、反対にニーズがあるんだろうけど簡単に論破できるから尚更に歯がゆいです。